NDC: 141.34
ISBN-13: 978-4774146485
目次
第1章 忘れっぽい脳
1-1 すぐ忘れる記憶、なかなか忘れない記憶
1-2 あいまいな記憶が人間らしさをつくる?
1-3 脳は4つのステップで記憶する
1-4 マジックナンバーの不思議
1-5 ワーキングメモリを鍛えよう
1-6 長期記憶はハードディスクか?
1-7 脳はどのように記憶するのか 1
1-8 脳はどのように記憶するのか 2
1-9 海馬を失ってわかったこと
1-10 タクシー・ドライバーの海馬は大きい
1-11 なんども思い出せば、記憶は強められる
1-12 小脳はまちがえながら記憶する
1-13 覚えてから1時間で半分を忘れる
1-14 一夜漬けが効果的でない理由
第2章 忘れなければ覚えられない
2-1 記憶は脳のどこにあるのか
2-2 コンピューターの記憶はマンション形式
2-3 記憶は忘れることでつくられる
2-4 脳のプログラムはたえず変化している
2-5 「思い出す」と「思い浮かぶ」はちがう
2-6 トイレで思いついたことは、トイレから出ると忘れてしまう
2-7 インパクトのある体験は、なぜ忘れない?
2-8 「この人は父そっくりだけど偽物だ!」
2-9 記憶力を高めるポイントはシータ波
2-10 記憶は眠りによって強化される
2-11 ネズミは迷路の夢を見る
2-12 夢の睡眠学習
第3章 消したい記憶、消せない記憶
3-1 ストレスを受けると海馬は委縮する
3-2 トラウマの記憶を消す薬
3-3 海馬を鍛えれば、恐怖の記憶が消える?
3-4 記憶力のいい人はストレスに強い
3-5 記憶力を高める薬はあるのか?
3-6 頭をよくする薬のジレンマ
3-7 歳をとると、なぜ忘れっぽくなるのか
3-8 人の名前をど忘れしやすいのはなぜか
3-9 アルコールは記憶の消しゴム
3-10 酒は百薬の長か?
3-11 「知っているつおり」とメタ記憶
3-12 なぜ、振り込め詐欺の被害者はお年寄りなのか
第4章 記憶はいつでも現在形
4-1 赤ん坊のときの記憶がないのはなぜか
4-2 経験していない過去を「思い出す」のはなぜか
4-3 アメリカを揺るがした偽の記憶症候群
4-4 抑圧された記憶は神話か
4-5 胎内記憶は存在するのか
4-6 記憶はいつでも現在形である
4-7 「前世の記憶」をどう考えればいいのか
4-8 エイリアンに誘拐された記憶?
4-9 匂いと記憶の不思議
4-10 心臓に記憶は宿るのか
第5章 忘れることを忘れると…
5-1 記憶の人フネスの悩み
5-2 記憶の達人シェレシェフスキー
5-3 人の顔を覚えられない記憶術師
5-4 記憶の中の風景を描きつづける男
5-5 ”レインマン”キム・ピークの超絶記憶力
5-6 サヴァン患者に男が多いのはなぜ?
5-7 人生のすべてを記憶している女性
5-8 記憶のない世界に生きる人びと
5-9 古代と中世の記憶術
第6章 記憶力・学習力をよくする12カ条
1 好奇心を持つ
2 復習をする
3 覚えたら寝る
4 からだを動かす
5 シータ波を出す
6 朝に予定を立てる
7 食事に気をつかう
8 読書はいもづる式で
9 メモをとらない
10 慣れ親しんだものの外に出る
11 「わからない」状態に耐える
12 忘れてもかまわない
コラム
・ 記憶の達人たちの宴
・ カフェインは記憶改善薬?
・ 猛毒サリンは記憶を沸騰させる
・ 記憶力の鍵を握る女性ホルモン
・ やけ酒はイヤな記憶を強化する
・ その記憶は当てになるか?
・ ブレードランナーは記憶の物語
・ 拷問は記憶を歪める
・ 人生がパノラマのように
・ 神の記憶のありか
・ 過去の記憶にとりつかれた人たち
・ 60人と同時にチェスをした男
・ 昨日と今日のあなたは別人?
・ 記憶喪失するシネマ案内(ネタバレなし)