地質調査の道具

①ヘルメット 石が落ちてくるなど、地質調査は危険を伴います。なのでまずは安全第一を優先します。

⑦折尺 スケッチや写真をとるときのスケールとして用います。通常1mのものです。

②ハンマー 岩石をサンプルとして採取するのに用います。場合により大きさの異なる物を持つこともあります。

⑧カメラ 近年普及したデジタルカメラにより、何枚も撮れ、また現場で映りを確認できるようになりました。

③ねじり鎌 形成した時期が比較的新しい堆積物を見るときに、その表面を削るのに用います。

⑨クリノメーター 地層面や線構造の傾きを測るのにクリノメーターという道具を使います。

④地形図 地質調査では位置を確認するために地形図を用います。観察地点を書き込むのにも便利です。

⑩デジタルクリノメーター 最近はデジタルのクリノメーターが出ました。面に置くだけで傾きが測れるので、便利です。

これらのほかにも、現地の地形や、調査の目的に合うように道具を準備します。

⑤ルーペ 岩石等の組織や構成物を観察するのに用います。倍率は通常10倍程度です。

⑥フィールドノート 観察内容を記載したり、スケッチをとったりします。紙は通常水を弾き易くなっています。

岩石などの採取は、研究のために行っています。一般の方が、むやみに岩石を割って採取することは、破片でケガをしたり、自然の景観を汚してしまったりするので、やめましょう。岩石を採取するときは、その土地の所有者に連絡をとりましょう。