プロジェクトについて

地質情報活用プロジェクトとは…

地質情報活用プロジェクトとは、茨城大学で地球環境科学を専攻する学生を中心としたプロジェクトです。一般の方々には馴染みの少ない「地質」を活用した地域振興を目指し活動しています。主な活動内容は、以下の通りです。

     1. ジオサイトマップ(地質観光まっぷ)

茨城県内各地の地質の見所を一般にわかりやすくまとめた「ジオサイトマップ(旧地質観光まっぷ)」を作成しています。文献調査や現地調査を行い、文章やイラスト等、全て学生の手で作成しています。地質の見所(ジオポイント)をルートで結び、そのルートを巡ることで、その地域の成り立ち(ストーリー)が分かります。

      2. ジオツアー

地質観光まっぷ作成地域において、プロジェクトメンバーである学生が、実際に現地で一般の方々をご案内するジオツアーを行っています。参加者が10名前後の比較的小規模なものから30名を超えるものまで、様々な形態でツアーを実践しています。最近では、茨城県北ジオパークの事業としてインタープリターと協力してツアーが実施されています。

     3. 各種イベント

プロジェクトの活動を広く一般に紹介することに加え、ジオツーリズムやジオパークについても多くの方に知っていただくため、学会やサイエンスフェスタ等のイベントに積極的に参加しています。参加形態は、講演、ブース出展、ポスター発表など様々です。

       4. 広報活動

プロジェクトの活動を広く発信するため、また活動の歴史を記録するために当ホームページとブログを運営しています。当ホームページでは、地質観光まっぷのダウンロードもできます。ブログではジオツアーの実施報告やイベントの参加報告など、これまでのプロジェクトの歴史が詰まっています。

●各種報道実績、表彰実績を含めた全ての活動履歴は、コチラ

プロジェクトの背景

プロジェクトの背景 従来、「地質」はその多くが防災や地域開発においてのみ活用されてきました。しかし近年では、生涯学習や観光資源開発の分野からも注目を集めています。特にユネスコがジオパーク(地質をメインテーマとし、自然と文化にも注目したテーマパーク)を提唱し、これは世界遺産に準ずるものとして世界各地から期待を集めています。

さらに日本でも、地質学的に貴重な地域を地質百選として選定する取り組みも行われるなど、地質に対する人々の関心は非常に高まっているといえます。

 そのようななかで、茨城大学で地球科学を専攻する学生として茨城県内における「地質」による地域振興を活発化させるため結成したのが私たち「地質情報活用プロジェクト」です。

 2011年9月には「茨城県北ジオパーク」が日本ジオパークに認定されましたが、残念ながら2017年に認定取り消しとなってしまいました。

現在は、日本ジオパークの再認定を望みながら様々な活動を行っております。

※ ジオツーリズムの魅力については、地質観光ノススメをご覧ください。

(アーカイブ)学生地域参画プロジェクト

 茨城大学・社会連携センターは、重視する活動分野の1つである「学生地域参画支援」について「学生地域参画プロジェクト」を設けています。茨城大学の学生が地域社会との連携を積極的にすすめられるように、その取り組みを支援しています。例年7月に希望団体の書類申請及びプレゼン後、審査を通過すれば学生地域参画プロジェクトのプロジェクトとして支援を受けられます。毎年10〜20団体が申請し、10前後の団体が審査に通り活動しています。

地質情報活用プロジェクトも、設立から現在まで(2010年度、2011年度、2015年度を除く)学生地域参画プロジェクトの支援を頂いています(社会連携事業会支援事業)。また2007年度、2008年度、2009年度、2012年度、2013年度、2014年度 と連続で優秀プロジェクトに選出していただきました。

リンク:

茨城大学・社会連携センター

   > 学生地域参画プロジェクト

      > 活動報告書(PDF) | 07年度 | 08年度 | 09年度12年度13年度14年度令和元年度令和2年度令和3年度