2017-5-31 IUCN SSC/WI淡水魚専門家グループニューズレターに亀岡・アユモドキに関してレポート

Post date: Jun 2, 2017 1:21:33 AM

Watanabe, K., T. Watanabe, Y. Natori and T. Dohke. 2017. Sports stadium moved for an endangered loach, but conservation concerns still remain – a report from Japan. Saving Freshwater Fishes and Habitats: Newsletter of the IUCN SSC/WI Freshwater Fish Specialist Group (13) (May 2017): 13–16.

京都スタジアム・アユモドキ保全問題について、IUCN SSC/WI淡水魚専門家グループニューズレターにレポートが掲載されました。

亀岡駅北部の開発地区にスタジアム建設地がずらされたことを評価しながら、越冬環境への影響や元の市有地となった計画地とそれを含む広域な環境の保全が確保されないかぎり、保全への懸念は残っているという趣旨です。

6月5日に京都府の公共事業評価の第三者委員会が開かれますが、府からは、これらの懸念をできるだけ今後払拭、解決していくべく、提案がなされています。

すべては今後にかかっています。広く関係者の息の長い協力と監視が必要だと思われます。

(もちろんこれはアユモドキ等の自然環境のみの論点であり、スタジアム建設はさらにさまざまな市民的課題を含むものです。)