2013-2-5 大阪市水道記念館の凋落

Post date: Feb 5, 2013 7:28:39 AM

昨年4月より閉鎖状態だった大阪市水道記念館の水族展示の広報費削減を名目とした廃止について報道があった.

先週の大阪自然環境保全協会との協議に関しての記事.

昨年12月初旬に行われた「淀川水系の淡水魚を次世代につなぐ会」と市水道局の協議に私も参加したが,同じような対応だろう.

大阪市水道局は,もともと聞く耳を持たず,廃止がまず有りきの姿勢であるのは明確だった.

費用削減(3千万円)を名目としているが,水道広報費としての「費用対効果」は一切計算,検討した跡もなかった(「費用」削減のみ).

今後展示リニューアルにかかるおそらく莫大な経費については明確な回答がなく,たいへん不誠実,不透明であるが,素人が考えても,結局,展示業者のみが利益を上げる構造になっている.

こういったものを作るときには,専門家や準専門家の知識や情熱を安く吸い上げる一方,廃止する際には(元は頭を下げて頼み込んだ同じ)専門家に対して,「あなた達の意見は行政決定に何ら関与し得ない」と聞く耳を持たない.

これが現在の大阪市の姿らしい.

市政改革で魚の展示打ち切り…大阪市水道記念館

大阪市水道局 団体との協議等の実施状況一覧