2014-1-5 新春第一号

Post date: Jan 5, 2014 1:08:24 PM

暦通りの休暇を取らせていただき,休み中,さまざま「お年玉」もいただいて,6日から復帰予定.

その前夜に嬉しいニュース.

神戸大佐藤さんたちとの共著論文が公表された.

「寄生虫と森のクロノシーケンス:皆伐後のハリガネムシの長期的な回復過程」

クロノシーケンスとは,「年代系列」ということで,ここでは森林を流域で順次皆伐した系を使って,50年間の寄生虫(ハリガネムシ)と宿主(カマドウマ)の回復過程を,生物量的,また遺伝的多様性(ハリガネ)の面で擬似的にトレースした,というもの.遺伝分析を担当した.

ユニークな研究を企画し,実現した佐藤さんと京大FSの皆さんに感謝.

Sato, T., K. Watanabe, K. Fukushima and N. Tokuchi. 2014. Parasites and forest chronosequence: long-term recovery of nematomorph parasites after clear-cut logging. Forest Ecol. Manag., 314: 166-171. Doi: 10.1016/j.foreco.2013.12.004