2017年度生物学セミナーの学生紹介論文（4/4）

Post date: Nov 12, 2017 12:06:26 PM

2017年度後期の生物学セミナーの紹介論文

第4回（2017/11/10）

Stroeymeyt et al. (2017) Polydomy enhances foraging performance in ant colonies.

polydomy（あるコロニーが複数の巣を作る）理由について，３つの実験で検証．

働き蟻を増やし，いい餌を集めることができ，餌の探索時間を短くし，資源量に応じた柔軟な巣（女王蜂や幼虫）の配置を行うことができる．

Cunningham et al. (2017) Climate and sex ratio variation in a viviparous lizard.

タスマニアのトカゲの温度性決定のパターンが高地と低地で異なるが，総合的に温暖化による絶滅リスクは大きくなさそう．

Muñoz-Ramírez et al. (2016) Mimics here and there, but not everywhere: Müllerian mimicry in Ceroglossus ground beetles?

南米のオサムシの３種が完璧ではないが，ミュラー型の擬態をしている傾向がある．

2017年度 生物学セミナーの学生紹介論文（4/4）