1997年、アメリカ、監督:マーティン・スコセッシ、舞台となる地域:チベット
ダライラマ14世の半生を描いた伝記物語。1935年、チベットに生まれた子どもはハムと名付けられた。2歳のころに、ダライラマの生まれ変わりとして見出され、ポタラ宮殿に住む。49年に中国の人民解放軍がチベットに侵攻し、当面抑圧が続いたことで、59年に亡命。齢23歳であった。人民解放軍の残忍さとダライラマの非暴力主義が対照的であり、中国は配給会社へ圧力をかけるなど、話題になった作品でもある。
【世界遺産ラサのポタラ宮の歴史遺跡群が登場する。】
1997年、アメリカ、監督:ジャン・ジャック・アノー、舞台となる地域:オーストリア、チベット、インド
オーストリアの登山家が、第二次世界大戦中の自らの体験をもとに書いた自伝的小説を原作としている。戦争捕虜となった主人公が、収容所から脱走。苦労してチベットに入り、運よくラサでの滞在を許される。幼いダライ・ラマ14世にも謁見し、彼との絆を深めていく中で、彼自身の心も解放されていく。「知られざる、神秘の国」のチベットに対して欧米人が抱いている憧れがよく表れているといえる。
【世界遺産ラサのポタラ宮の歴史遺跡群が登場する。】