パレスチナ

パレスチナ

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キングダム・オブ・ヘブン

2005年、アメリカ、監督:リドリー・スコット、舞台となる地域:イスラエルパレスチナ

十字軍とサラディン軍が衝突する12世紀エルサレムが舞台である。鍛冶屋バリアンは、キリスト教徒とイスラム教徒が平和共存する「天の王国」聖地エルサレムを守れとの遺言を残した父の遺志にしたがい、十字軍としてエルサレムに向かう。エルサレムでは十字軍とサラディン軍の衝突が続いていた。バリアンは、劣勢ながらも機転を利かせてサラディン軍の猛攻を防ぎ、対話による平和を目指すため和平交渉に臨んだ。本作では宗教に中立な立場をとるバリアンが善として、宗教者や宗教にかかわる者は悪として描かれていることが特徴的である。


自由と壁とヒップホップ

2008年、パレスチナ/アメリカ、監督:ジャッキー・リーム・サッローム、舞台となる地域:イタリアパレスチナ

パレスチナ人のあいだにヒップホップが広がる様子を追った長編ドキュメンタリー映画。制作はパレスチナ人の母とシリア人の父をもち米国で生まれた女性監督ジャッキー・リーム・サッローム。映画でとりあげられるパレスチナ人のラップグループ「DAM(永遠)」は、2000年の第2次インティファーダ(パレスチナ民衆蜂起)を契機に、パレスチナ問題をテーマにしたラップ「誰がテロリストか?」を発表。未婚の女性が男性と噂になるだけで親族から制裁を受ける「名誉殺人」など、アラブ社会の因習を批判する作品もを発表している。


ミュンヘン

2005年、アメリカ、監督:スティーヴン・スピルバーグ、舞台となる地域:イスラエルパレスチナドイツヨルダン

1972年、西ドイツ・ミュンヘンで開催されていたオリンピックの選手村がパレスチナ人ゲリラに占領され、11名のイスラエル人選手が命を奪われた。イスラエル側はこれに報復する形で、パレスチナ人ゲリラの指導者たち11人を暗殺する計画を実行する。主人公はこの暗殺実行グループのメンバーであり、彼の苦悩と恐怖を描くことで、この一連の事件の意味を問いかける。