ネパールを舞台にした韓国映画。韓国で働いていたネパール人男性ドルジの死から物語は始まる。ドルジが務めていた工場の工場主は兄のチェにドルジの遺骨を 故郷に届けるようにと託す。依頼を果たすためネパールを訪れたチェであったが、遺族に彼の死のことをなかなか打ち明けられないまま、彼らのもとに身を寄せ ることとなる。死に向かい合うネパール人たちの姿と、彼らの生活に根付くチベット仏教の姿を見てとることが出来る
1993年、フランス/イギリス、監督:ベルナルド・ベルトルッチ、舞台となる地域:ブータン、ネパール、アメリカ
チベット仏教のトゥルク(化身、転生者)信仰に基づき、ブータンの僧が師の生まれ変わりを探す過程が描かれる。中心となるのは、生まれ変わりの一人として 選ばれたシアトル在住のアメリカ人少年とその家族の葛藤と成長である。背景となる輪廻思想やトゥルク信仰のみならず、仏陀の生涯、チベット仏教の現状など も垣間見ることが出来る。