投稿日: Jan 10, 2012 1:39:20 PM
★SZOBM ZY-1600 3x XM-L 5Modes(1x18650)【A】
DIY済み、 販売価格:4,980円
■ 放熱対策済みで2x16340/2x18350もOK!
● LED:CREE XM-L T6 x3(BB値:600)Max1700ルーメンオーバー!
● 使用電池:1x18650Li-ion充電池または1x26650Li-ion充電池
● 5モード調光:High - Mid - Lo - ストロボ - SOS
● サイズ:全長約162mm、最大径約64mm、重さ約306g
放熱対策済みで2x18350/2x16340/2xCR123Aでも使用可能!
バンプラバー取り付け済みでバッテリーの保持力up!
Oリング交換済み
放熱対策済みの方が圧倒的に人気があるので放熱対策済みのみの販売となりました
販売店が行えばDIYと呼べないのですが当店の工作レベルが低いのであえてDIYと呼ぶことにしました(^_^;)
放熱対策部品もバンプラバーも本体には無加工で取り付けているので簡単に取り外しができ、いつでもノーマル状態に戻せます
ヘッドとテールキャップ部分のOリングをより太いものと交換しシール性をup!
全長162mmのコンパクトなボディにCREE XM-Lを三灯搭載
効率の高いスムースリフはXM-Lに最適化された設計で十分な直径と深さと相まって綺麗な照射パターンと明るさを両立
キャンドル立ての出来るテールキャップ、GITD仕様のスイッチブーツ
18650用のスペーサーが付属、
※ レビューは無作為に抜き取った一本で行ったものです、個体差やロットによる違いなどがあるため該当製品の性能を保証するものではありませんのであらかじ めご了承ください。
1x18650もしくは1x26650の1セル専用モデルとのことでしたが、当初からLEDモジュール的には2セル用っぽいなと思っていました、そこで基板をチェックしてみるとそこには馬鹿でかいコイルが鎮座していました。
一般的にコイルは昇圧回路や降圧回路に用いられ、1セル専用モデルにはまず使用しません、つまりこれは降圧回路ということになります、もっとも対応する最大電圧はわからないのでLi-ionの2セルを使用するのは賭けです(^_^;)
で、ランタイムを計測したり色々試した結果、
放熱対策を行わないと2セル運用は不可、最悪壊れます。
最初に放熱対策を行わずにランタイムチェックを行ったところ照度が急激に下がり、数分後回路が正常に動作しなくなりいきなり消えます、
ボディやヘッドは熱くないのにヘッドを分解しモジュールを触るとやけどしそうな位熱くなっていました。
放熱対策をきちんと行うとライト的にはOKだが人間の手が持たない(^_^;)
下記の放熱対策を行うと連続点灯でもバッテリーが切れるまで点灯していましたが、ボディがかなり熱くなります、
もちろんLEDモジュールから放熱がされているということでモジュール的には最高なんですが、かわりに持っている手のほうが持ちません。
メーカーがあえて2セル運用をうたわなかったわけがわかりました。
というわけで、2セル運用を行う場合は自身の責任において対策を行なってお使いください。
まずはAW IMR18650を使った場合
ランタイムから逆算すると電流の出力はXM-L一灯のライトと同程度と思われるので一灯あたりの効率は上がって光束はXM-L一灯より大きくなっていると思われます。BB値(簡易光束値)は後で計測します。
次にPALIGHT 26650を使った場合
容量の大きいバッテリーはいいですね(^_^;)
2xAW IMR18350、もちろん放熱対策済みです
18分でバッテリーを使い切るとんでもない高出力回路です、約3.33C放電。もちろん大電流対応のAW IMR18350のおかげもあります、
明るさはDRYに匹敵しました。
2xEagleTac CR123A、CR123A2本で点灯するといざというときに使い捨てバッテリーが使用できるという利点があります。
25分で最大照度の50%になりました、2セル運用の時は通常はMidやLoで使ってHighモードはいざというときのために温存しておくのがよさそうですね。
簡易積分球での光束(BB値)です
1xAW IMR18650/1xPALIGHT26650:600
2xAW IMR18350:1078(BB値)
Li-ionをシングルセルで使った場合、一灯あたりのリフサイズでは同クラスのUniqueFireより2~3割高い数値です
2セルの場合はちょっととんでもない数値になりました、DRYとほぼ同じでEagleTac M3C4 Triple XM-Lの約1.5倍の明るさです。
明るさの参考となるテール電流を計測しました
PALIGHT26650:2.29A
AW IMR18650:2.28A
AW IMR18350 x2:2.3A
EagleTac CR123A x2:2.3A
IMR18350 x2とCR123A x2が数値上は同じですが、IMR18350 x2の場合点灯直後はもうちょっと低くて、その後ジリジリと電流が増えていくので適当な所で切り上げて計測した数値で、CR123A x2の場合計測開始の数値です、こちらはで数秒立っても数値が変わりませんでした。
1セルより2セルの方が電流が少ないのは電圧が高い分電流が少ないためで、消費電力は圧倒的に2セルの方が大きくなっています。
例えば26650の場合4.2V x 2.29A=9.618Wですが、IMR18350x2の場合(4.2+4.2)x2.3A=19.32Wとなります、
※負荷がかかれば電圧降下があるので実際にはもうちょっと少ない消費電力になると思います
2x162x16340や2x18350、2xCER123Aでも回路的には使用出来ますが、放熱が追いつかないのであらかじめユーザーご自身で放熱対策を行なって頂く必要があります。
一番手っ取り早いのが銅製スペーサーを使うことですが、試しにやってみたら凄い枚数使います(^_^;)
24x30x1.0を16枚と22x28x1.0を1枚
1枚だけ小さいのは基板周辺部からの熱伝導を確保するため、
スペーサーに切れ込みを入れて基板抑えのテーパーになった部分に配置します
更にスペーサーを重ねてボディを締め込むと切れ込み部分が広がって基板抑えの形状に合わせて密着します、
さすがに枚数使い過ぎと思うので(^_^;)もっと少ない枚数で同じ効果を得られるように現在目論んでいます。
JFGで報告済みですが、若干の労力と引換により少ないリソースでLEDモジュールの放熱を確実に行う方法を見つけました。
アルミ製スペーサーの外周がヘッド内側のボトムの段差に無加工でフィットします。
アルミ製スペーサーの内周を削って大きくします
穴の大きさですが、LEDモジュールの真鍮製のリングをかわしてLEDモジュールのアルミ部分に接触するように、下の写真のようにぴったりにします
この状態で組み立てるとアルミスペーサーはまさにぴったりの厚さで、薄くてがたつかず、逆に厚くてベゼルに大きな隙間があくこともありません。
最後にマイナス導通用のスプリングを戻してボディを元通りにすると完成です。
アルミスペーサーとLEDモジュールの間に銅製スペーサーを入れるとボディの発熱が更に早くなることから、銅製スペーサーの追加によって更に効率よくLEDモジュールの熱をボディに逃すことができますが、正常に点灯するという意味ではアルミ製スペーサーだけで十分でした。
今回タケノコドリルとかリーマーとか道具を揃えてアルミ製スペサーを何枚か削ってみたのでそれを搭載した物を限定で販売いたします。金属加工の素人なのでアルミスペーサーの加工レベルは低いので(^_^;)ユーザー様の更なるDIYにてうまく使ってみてください。個人的には固まる放熱シリコーンを使ってくっつけちゃうって手もありますね。
ボディチューブのOリングが細くてヘッドやテールキャップに対しあまり仕事をしていません。当店で販売している呼び径30mmのシリコン系Oリングが防水性もあってぴったりですが現在品切れ中、現在発注済みですので入荷までしばらくおまちください。
SZOBM ZY-1600 を使っていて気になっていることがありました、それはモジュール側のセンタースプリングに関係することです、26650のような重いバッテリーを入れるとライトを振った時とかバッテリーの重さに押し負けてモジュールのセンタースプリングが縮みすぎるのです。するとどうなるか?当然のごとくバッテリーのマイナス側が端子から離れてモードが切り替わってしまいます(´・ω・`)
そこでなにかよい対策はないかとずっと考えていたのですが、この度良いものを見つけました
それがこれ
いわゆるグロメットというやつですが、ここではバンプラバーと呼ぶことにします(^_^;)
これをボディチューブのヘッド側に入れます
机などに押し付けて押しこめば完成
26650Li-ion充電池を入れるとバッテリーがバンプラバーに当たりきっちり固定されるのでバッテリーが前後に動いてしまうのを防ぎます。
更に18650Li-ion充電池を使う際も18650用スペーサーがカタンコトンと前後に動いてしまうのを防ぎます、
この場合ちょっと18650用スペーサーがはみ出ますが、
そのままテールキャップを締めこんでしまえば最適な位置まで押し込まれます。
バンプラバーの取り付け自体は簡単ですが、ここで改めて注意点を、
LEDモジュールのセンタースプリングは説明書にも書いているとおりこの機会にぜひ伸ばしてください、
伸ばさないとバンプラバーからスプリングが出なくてバッテリーに接触しないかもしれませんので(^_^;)
このバンプラバー、今後ご注文いただいた分には取り付けて発送いたします、すでにお買い上げいただいた皆様には入荷次第順次お送りいたしますので少々お待ち下さい。