投稿日: Aug 30, 2010 12:19:54 AM
EagleTacの各モデルが採用しているカチカチッと押してON/OFFさせるスイッチを「クリッキースイッチ」と呼びます、
クリッキースイッチはライトの中でも最も消耗度の高いパーツのひとつで、その消耗度はOリングと互角と私は感じています。
しかし、Oリングの場合目に見えるのと、交換も容易ですが、スイッチはちょっとコツが要ります、
とはいえ消耗度の高い部分なのでEagleTacではユーザーが自分で交換できるようにつくっていますのでそう心配することでもありません。
また、この「ユーザーが自分で交換できるようにしている」構造のため、使用中に部品が緩んで調子が悪くなることもありますので、是非こちらを読んで日常のメンテナンスにお役立てください、
以下はスイッチを交換する際に必要な工具や交換方法の説明です。
これは私がテールキャップ内のパーツの脱着に使っている工具です、左から
割り箸の先を鉛筆削りで消すったもの
ラジオペンチ
先長ラジオペンチの先端を自分で削ったもの
先丸ペンチ(長)
先長ラジオペンチと先丸ペンチ(長)は100円ショップのダイソーで購入しています、先丸ペンチ(長)は売り切れると滅多に入荷しないので見つけたときに買っておくといいですね、
先長ラジオペンチの先端を削った金ヤスリもダイソーで買っています(^_^;)
これはP20C2/A2 MarkIIのものですが、EagleTacに限らず多くのライトが似た様な構造になっています。
リングの緩みをチェック、
新品のうちや、逆に長く使っているとスイッチパーツ固定用のリングが緩むことがありますので、時々点検し、もし緩んでいたら締めこんでください、
緩んだ時の初期症状としては
スイッチを押している時だけ点灯する
などがあります
私がよく使う工具は先丸ペンチです、まるで専用工具のようにぴったりはまります。
あまり強く締める必要はありませんが、締め方が足りないとテールキャップの開け閉めのたびにリングが動いているのが手の感触でわかるようになりますので、そのような状態にならない程度に締め込みます。
ここで注意が必要なのはリングが逆ネジになってる場合があることです。
逆ネジ?
矢印の方向(時計回り)に回したときにこのリングが締まっていくのが一般的なネジですが、
それとは逆に緩んでくれば逆ネジです。
EagleTacの場合P20A2/C2 MarkIIなどは逆ネジを使っています、
それではなぜ逆ネジを使っているのでしょうか?
このリングはボディと接触して通電するという役割りの他、スイッチパーツを固定するという役割りもあります。
このとき一般的なネジの場合、テールキャップを緩めたときにこのリングが一緒に緩んでくることがあるので、テールキャップを緩めても中のリングが緩まないように逆ネジになっているんですね。
ただし、逆に今度は締めこんだときに緩む場合もありますが、しかし接触不良になりこそすれ、テールキャップを緩めたときにリングが供廻して外れることがありませんのでパーツの脱落対策には大変役に立っています。
割り箸の使用
ここで割り箸の紹介です、
先丸ペンチなどはリングを最終的に締め込んだり、または一番最初に緩めたりと力を掛ける必要があるとき、
またはネジ山のかけ始めなどに使います、
途中の力がいらないところは割り箸を使ってくるくる回します、
このような部分もペンチとか使っていると不意に外れて周りを傷つけたりします(^_^;)
P20A2/C2 MarkIIのテールキャップを分解するとこのようになります、
順番と向きを揃えていますので分解時に組み立てに迷ったら参考にしてください。