9,国語を極めよう
【国語を極めよう】
思考力を鍛える方法は他にもあります。
一言でいってしまえば、国語を極めることです。
もう少し具体的に言うと、文章を頭の中で組み立てる力です。
人は何かを考えるとき、図や文章を使います。
「そういえばあの時はああだったけど、今度はどうなるだろうか?」など、
頭の中で声には出さずともしゃべっていることがあります。
そこで、より多くの言葉を知っていて、また
文章を正しくつくることができる能力は、
学習のみならず大人になってからも大いに役立ちます。
特に社会の学習においては、読解力と文章力が成績を大きく左右します。
社会は他科目よりも長い文章を読む機会が多く、また回答も
記述式が多くなってきています。
そして何より、文章力がないと大学で困ります。
レポートや卒論を満足に書けない学生が増えています。
しかしながら、学校ではあまり文章力を磨く練習が
行われていないのが実状です。
ですから、家庭である程度対処していく必要があります。
以下に、練習方法をあげてみました。
1日に少しでもいいから、やっていると違います。
初心者向けの、国語力を上げる練習方法
・教科書の音読
・教科書の暗唱
・短い文章を書いてみる練習
中級者向けの、国語力を上げる練習方法
・少し難しめの本の音読
・少し難しめの本の暗唱
・200字程度の文章を週1~2回書く練習
上級者向けの、国語力を上げる練習方法
・定期的な作文
・テレビ番組や本、漫画などの内容をまとめてみる
・読書
音読は、基礎中の基礎。それにともない、
暗唱練習をしておくと、日本語が自然と身に付きます。
今の子ども達はタテのつながりがあまりありませんから、
どうしても簡単な言葉ばかりでコミュニケーションをとってしまいます。
そのため、暗唱などで言葉や文章を身につけておく必要があるのです。
また文章を書き続けることは必ず力になります。
無理なく少しずつハードルを高くしていけば、さほど苦にはならないと思います。
ただしこれは添削してくれる人が必要ですので、
家族のみんなが忙しすぎる場合には、代わりに添削してくれる人を
見つける必要があります。
週1回程度なら学校の先生に頼んでみるのもいいかもしれません。