2,国語力とはそもそも何か

【国語力とはそもそも何か】

国語力はとてつもなく重要です。

しかし、教育現場では軽視されているか、あるいは偏った授業になりがちです。

偏った授業というのは、

作品鑑賞ばかりであったり、漢字練習ばっかりであったりとバランスを欠くことです。

これから先、国語力について、

そして国語力を鍛える方法についてお話ししていくために、

ここで

「国語力とは何か」

を明らかにしたいと思います。

それは

1,読む力

2,書く力

3,読みとる力

4,感じる力

5,表す力

この5つです。

これらは、簡単な順に並んでいます。

まずは読めること。次に、漢字などが書けること。

この2つが基礎になります。

次に、言っていることを読解したり、作品の良さを味わうことなど。(読解)

最後に、自ら言いたいことや感動したことを表す力。(作文)

聞く力、というのも上に入れたかったのですが、

それは文字を使わないのでひとまずは省略しました。

国語力は、この順序に従って育てていく必要があります。

例えば「5,表す力」から先に鍛えようとすることは、

国語力のない人にとっては苦痛です。

毎年毎年、夏休みなどの作文では多くの生徒さんが困っています。

それは作文というものが最も難しい高等作業であるからです。

逆に言えば、作文が自在にできれば国語力はかなりついています。

実際、今まで塾で指導をしてきて、

作文能力のある子は成績がほとんど皆高いです。

ひとつの例外もありませんでした。

次章より、それぞれの力についてより詳しくお話しします。

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