理科・社会について思うこと

【理科・社会について思うこと】

私の経営する塾では、基本的には3教科しか指導しません。

理科・社会は希望者のみだったり、テスト前限定だったりします。

というのも、私の考えでは、理科社会というのは

数学、国語の延長線上にあるからです。

英語、国語、数学、理科、社会と5教科あるわけですが、

その5つの教科は全て独立しているわけでありません。

コンフーの話をしたときにもお話したかもしれませんが、

例えば社会は、国語や漢字が苦手だと本当に致命的です。

昔、漢字や国語が苦手な中3の生徒に歴史を教えたときのことですが、

1ページぶんの内容を教えるのにも30分もかかったあげく、

いざテストとなるとほとんど覚えられていない状態でした。

理科や社会は基本能力がどれだけあるかで、

点数も学習時間も全て変わってきてしまうのです。

(他の教科についても同じ事が言えるのですが)

数学が、特に計算が苦手な人は、理科の1分野(電気についてなど)は

まるでわからなくなります。小数の計算ができないと

圧力や質量の計算もままならなくなります。

こういっては何ですが、算数に向いた性格というのはあります。

あれこれ計算したり、あれこれ考えることが好きな性格です。

そういう性格の子は理科が得意になる可能性が高いです。

向いてない性格の子が、いきなり数学や理科を

いっぺんにやろうとしても、それは無理なのです。

筋肉のある人がダンベルとバーベルを持とうとするのはわかりますが、

筋肉のない人がダンベルとバーベルを持ったら体が壊れます。

というわけで、算数や国語が苦手な状態で、

全ての教科をやろうとすることはそもそも間違いです。

まずは3教科(数学、国語、英語)から鍛えていく、

というのが私の考える基本的な流れとなっているのです。

一番良くないのは、点数が悪いのを叱ることです。

叱られてやる気が出る人がいたら会ってみたいくらいです。

叱る前に、どれか一教科を伸ばすところから始めましょう。

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