いろいろな体験をしておこう

【いろいろな体験をしておこう】

小学校の算数は、中学での数学と違い、

生活に密着したものが多いです。

3個で180円のパンは2つだといくらか?

140ページの本を一週間で読むには

一日何ページ読めばいいか?

このような問題が出てきますが、

実際に指導をしていて、勉強には

様々な体験が必要だと強く感じたのは、

小学五年生の子が「車がガソリンで走る」ということを

知らなかったことに驚いたときでした。

ガソリンが必要だということがわかっていなかったので、

ガソリンと距離の関係がわかっていなかったのです。

これらのような経験というか予備知識は、

実体験以外でも磨かれます。

車のゲームなどをやったことがあれば、

このようなガソリンの例もよく分かったことでしょう。

本やテレビなどでも知っておくことができます。

中学の国語のテストの時に、地球温暖化のことが出てきても、

それについて知っていればグッと読みやすくなるでしょう。

ところが、勉強の効率ばかりを追いかけていると、

ついつい机に向かう勉強ばかりさせてしまいます。

そうすると、かえって遠回りになってしまうのです。

もしも1日に自由時間が4時間あったならば、

勉強1時間、遊び2時間、趣味1時間のように

時間配分するのがちょうどよいバランスでしょう。

(もちろん、状況や目標に応じて変えるべきです)

勉強ができる子は、勉強意外のこともよく知っているのです。

読書、漫画、ゲーム、お手伝い、習い事。

お子さんを成長させてくれるものはいくらでもあります。

豊富な体験をして、豊かな人間性を作っていければ、

その土台に算数という「城」ができ上がっていくことでしょう。

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