3,理想的な食事
【理想的な食事】
他に大きな悩みがない限りは、食生活が本当にしっかりしていると、
子どもはハツラツとしてきます。
オロナミンCを飲む必要がないくらいにハツラツとします。(古い?)
さてそれでは、よい食生活とはどのようなものでしょうか?
以下に挙げる10項目が「イエス」であれば、
十分によい食生活だと私は思います。
1,基本的に1日3食しっかりと食べている。
2,炭水化物、タンパク質、野菜の3つがバランス良くとれている。
3,牛乳、小魚や海藻などの栄養ある食品もとれている。
4,生きているものを食べている。
5,おいしいものを食べている。
6,おやつは食べてもよい。
7,きらいな物は無理に食べさせず、少しずつ慣れていく。
8,食べ物や、作ってくれた人に対する感謝の気持ちがある。
9,できるだけ家族揃って食べることができている。
10,何より、食事の時間が楽しみである。
<解説>
2についてですが、パンよりもご飯、ご飯よりも玄米がよく、
肉よりは魚が優れていると私は考えています。
いつもいつもそれらを食べる必要があるというわけではありませんが。
4についてですが、ハンバーガーや加工食品などのように、
生きている状態から遠くなればなるほど、よい食品ではありません。
人は、食を通して栄養だけでなく、生命の気をとりいれています。
5について、食事は義務ではなく楽しみです。
まずいよりは、おいしいほうが良いです。
というより、本当にいい食品はそのまま食べてもおいしいものです。
6について、子どもは一回の食事でたくさん食べることができません。
そのためにもおやつは有効です。ただし、200カロリー以内に
抑えることと、食後2時間以上あけてから食べることがルールです。
もちろん、甘いものを食べたら歯磨きを忘れずに。
7について、好き嫌いがあるのは仕方ないことですが、
「残しちゃってごめんなさい」とその食材に一言あやまる気持ちを
持たせることだけは必要だと思います。「これキライなの!」と
いばったように言うことは感心しません。
10について、よくテレビをつけるかつけないかが問題になりますが、
つけた後の行動が大切だと思います。よい状態なのは、その
テレビの内容について話し合えることです。アニメであっても
ニュースであっても、内容についての会話ができていれば、
何も会話のない食事よりずっと教育的効果は高いです。
それともう一つ細かいことですが、お子さんが食事中テレビを見る場合、
体を横に向けて見る位置に座らせないでください。
普通に座ったときにテレビが正面に来る位置に座りましょう。
というのも、常に体をねじった状態でテレビを見続けると、
体がゆがんでくるからです。