4,書く力
【書く力】
次に、2つめの書く力についてご説明します。
ただしここでは、文章を自分で考えて書くということはまだしません。
それは最も難しい「表す力」に分類されるからです。
ここで言う書く力とは漢字力のことです。
もちろん一年生であれば、ひらがなカタカナがまず最初の課題です。
漢字を覚えるときには、守るべきポイントや順序が数多くあります。
それらを守ると守らないとでは、覚える速さや効率に大きな差が出ます。
【漢字を覚えるときに守るべきポイント】
・姿勢、鉛筆の持ち方はできるだけ正しく。
これは早い段階からしつけておきたいことです。
長時間正しい姿勢を維持するのは大変だと思うので、少しずつ時間を
延ばすようにしていけばよいでしょう。
字もあまり雑にならない程度にはしてください。
・寝たら忘れる。だから忘れたらもう一度やる
学校のドリルなどは一度練習したら終わり、ということが多いです。
しかし大切なのは練習することではなく覚えること。
何度も過去の復習をして定着につとめましょう。
・まず最初に漢字そのものを覚える。次に熟語を覚える。
例えば「動く」という字を覚える場合、まずは「動く」を書けるようにします。
次に「動作」「動物」「自動車」などの、その字を使った漢字を覚えていきます。
もちろんこれらも、まず読みから練習するのが先です。
余裕があれば意味も教えたいものです。
読みや意味がわからないと漢字は覚えにくくなる性質があります。
<読み→意味→漢字を覚える→熟語を覚える→しばらくしたら復習>
この順番です。
熟語を覚えることに関しては、国語の教科書の後ろの方にある、
新しく学んだ漢字一覧の所にいくつかピックアップされていると思いますから、
(あるいは漢字ドリルなど)それらを見て練習するとよいでしょう。
・時間を区切る。ダラダラと練習しない
例えば5個の漢字であれば、個人差はありますが3分間で覚える!
というように短時間で集中した方がよいです。
3分練習したらテストをし、間違えたところを2分で練習する、
というように常に緊張感を持ってください。
「ダラダラやらない」、それが効率化の最大のポイントです。