4,学校から帰ってきたら

【学校から帰ってきたら】

家庭での食生活がよい状態であることは、

子どもの栄養面だけでなく、情緒面でも大きな効果をもたらします。

ぜひとも、塾に入る入らない以前に改善すべき点があれば

改善して欲しいと切に願うところです。

さて、安心第一の続きですが、お子さんが学校から

帰ってきたときの対応の仕方についてのお話です。

まず、できることならお子さんが帰ってきたときには

誰かがいることが望ましいです。たまに誰もいないときがある、

という程度ならいいのですが、毎日帰宅しても誰もいないというのは

なかなか心にさびしいものをもたらすのです。

そして帰宅してきたお子さんにはまず「おかえり」。

続いて、どんな言葉をかけるでしょうか?

「今日、学校どうだった?」

「今日、学校で何を習った?」

「今日、何があった?」

などなど、パターンは違えど、大抵の場合は学校での出来事について

尋ねる場合が多いのではないでしょうか。

これは良い効果がある時もあるのですが、

逆効果になることもあります。

学校での出来事を楽しそうに話していればよいのですが

いつも楽しいことばかりではありません。

時には「特に何もなかったよ」という答えが返ってくることもあります。

このような時には、あまり深く詮索しない方がよいでしょう。

ムリヤリ聞いてしまうと、いちいち聞かれるのが嫌になってしまいます。

ポイントは、帰宅してきた子どもが「くつろげる」ことにあります。

だからこそ「安心第一」なのです。

理想的な形としては、帰ってきたお子さんに勉強のことを

聞くことはできるだけ避けて、良かったことを聞いてみるとよいでしょう。

良かったことに目を向けると、ますますやる気が出てきて、

それ以外のことを突破する勢いが出てくるのです。

そして、どうしても「良かったこと」が見つからず、

悪いことがあった場合には、「そう、そんなことがあったの・・・」と

優しく受け入れることが大事です。もちろん、何も言いたくないようであれば

ただ優しい笑顔を浮かべているだけでよいでしょう。

逆に子どもにとって、帰ってきた場所がピリピリした雰囲気のところだと、

気が休まる場所が奪われてしまい、精神の発達に影を落としてしまいます。

上記の内容を参考に、いろいろと試してみてください。

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