こんにちは、長野大学です!
秋の雲が漂う空の下、長野大学新棟建設工事の節目となる「上棟式」を執り行いました。
上棟式は起工式に続く大切な式典であり、建物の骨組みが無事に組み上がったことを祝い、完成までの安全を祈願するものです。
式は午後2時、静かな現場に修祓の儀から始まりました。修祓とは、式典を行う前にその場を祓い清め、災いや不浄を取り除いて清らかな状態にするための神事です。
この儀式によって、会場全体が整えられ、工事の無事と参列者の安全が祈願されました。
場内には厳かな空気が漂い、参列者も気持ちを新たに式典に臨みました。
続いて行われた「ボルト締めの儀」では、理事長が金ボルトを、学長が銀ボルトをそれぞれ梁に締め込みました。
金と銀のボルトは、工事の節目を象徴するものであり、建物の完成に向けた強い決意を示す儀式です。
真剣な表情でボルトを締める瞬間、参列者も見守りながら静かに息をのむ場面となりました。
式の終盤、最大の見せ場である鉄骨梁の吊り上げが行われました。
この梁には関係者の名前が記され、未来への想いが込められています。
施工者の皆さんが事前に綿密なリハーサルを行い、長野大学の校歌とタイミングを合わせて梁を掲げてくださったことで、会場は感動的な一体感に包まれました。
参列者が空を見上げる表情には、新しい学び舎の完成を共に思い描く気持ちが映し出されていました。
(写真:梁を掲げるクレーンと見守る参列者)
今回の上棟式が滞りなく進行できたのは、設計・監理・施工を担う共同企業体の皆さんのご尽力によるものです。
安全確保の徹底はもちろん、式典をより印象的なものにするために細部までご配慮いただき、大学関係者一同、心より感謝申し上げます。
上棟式を終え、新棟建設はいよいよ完成に向けて本格的に進んでいきます。新しい学びの場がどのように形作られていくのか、私たち自身も大きな期待を寄せています。
これからも「長野大学の未来を築く – 新棟建設日記」で進捗をお届けしてまいりますので、どうぞご期待ください。