新棟建設が進む長野大学の現場に、いま注目が集まっています。
それは――高さ80メートルを誇る、巨大な120トンクレーンの存在。
このクレーンを操作するのは、オペレーター歴28年のベテラン職人さん。
所属は有限会社新栄重機工業(新潟県)。今回の新棟建設のために、半年間泊まり込みで長野に滞在しながら作業に携わってくださっています。
「一番気を付けているのは、吊り荷が揺れた時に、作業員に危険が及ばないようにすること」と語るオペレーターさん。
現場では鉄骨1本の重さが最大で約8トン。それを吊り上げるには、高度な判断力と細やかな操作が求められます。
操作は無線とカメラで行われていますが、カメラ映像を見続けるのは「酔いそうになるくらい大変」とのこと。
それでも「何より大切なのは、現場の職人さんとのコミュニケーション」と話す姿に、プロとしての責任感と連携の大切さがにじみます。
過去には東日本大震災後の漁港復旧工事にも携わったというこの道28年のベテラン。
全国各地の現場を経験してきたなかで、「この長野大学の現場は、とても雰囲気がよくて仕事がしやすい」と語ってくださいました。
「長野は晴れの日が多いですね。でも、雷はけっこう多いかも(笑)」と冗談を交えながら話してくれたのも印象的でした。
そして…朗報です!
後日、このクレーンの“オペレーター席”を見せていただけることになりました!
普段は決して見られない、巨大クレーンのコックピットの中。
「どんなふうに見えているのか」「どんな装備があるのか」など、次回の特集でお届けします。どうぞお楽しみに!
現在使用しているクレーンは、120トン・作業半径58m・最大高さ80m。
これから9月末ごろまで、新棟の鉄骨が空に向かって立ち上がっていきます。
見上げれば、空と未来に向かってのびる鉄骨。
その背後には、**人の手、人の技術、そして“見えない連携”**があります。
長野大学の未来を支える現場に、今日も敬意と感謝を込めて。
そして――次回の“操作席潜入レポート”も、どうぞお楽しみに!