こんにちは、長野大学です!今日は、新棟の5階から見えるであろう塩田平の美しい景色をご紹介します。新棟は6階建てですが、今回は5階相当からの風景に注目。特に秋の実りの時期には、まるで「黄金色の絨毯」が広がる美しい田園風景が楽しめる予定です。
塩田平は、日本でも有数の米作に適した地域として知られています。年間降水量が全国的にも少なく、ここには150近くのため池が点在しており、全国の「ため池百選」にも選ばれています。このため池群が、農業用水を確保し、塩田平の豊かな田んぼを潤しています。
また、塩田平は日照時間が長く、標高460メートルという自然条件が、米作りに最適な環境を提供しています。寒暖の差が大きく、さらに土壌も強粘土質で、粘り気のあるおいしいお米を作るのに適していると言われています。ここで育つお米は、質の高さからも広く知られています。
新棟建設に伴い、1号館の解体が進む中で、現場の土が露出しました。その土を見て驚いたのが、田んぼと同じく強粘土質だったこと。解体現場の土を観察すると、まさに塩田平の田んぼで育まれた米が栄養を吸い上げている同じ粘土質の土壌が広がっていることがわかります。この土地の特性は、長い歴史の中でお米の栽培に適応したものだったのです。
新棟が完成し、5階や6階から見える塩田平の景色は、まさに自然が作り出す芸術品。秋になると、塩田平一面に広がる「黄金色の絨毯」とも言える田園風景が、日差しを浴びて輝く様子が見られます。この景色は、学生たちや来訪者が自然と向き合う場を提供し、日々の疲れを癒してくれることでしょう。
新棟建設後の楽しみの一つとして、この塩田平の風景が皆さんの心に刻まれることを願っています。これからも、新棟建設の進捗とともに、周辺の美しい自然環境もお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!