こんにちは、長野大学です!今回は、新棟正面に計画しているフロントプラザ(芝生広場)で採用を検討している新しい人工芝のテスト施工についてお伝えします。環境に優しい「くるみチップ」を使用した、ちょっとユニークな人工芝。その魅力と施工の様子をぜひご覧ください!
今回テスト施工で使用したのは、積水樹脂株式会社と株式会社日本ウオルナットが共同開発した人工芝。この人工芝の最大の特徴は、充填剤としてゴムチップではなく、くるみの殻を細かく砕いた「くるみチップ」を使っていることです。くるみチップにはこんなメリットがあります:
大雨でも流されない! 比重が重いくるみチップは水に浮かないため、雨が降ってもその場にとどまります。
夏でも快適! 黒いゴムチップに比べ、温度が上昇しにくいので、暑い日でも利用しやすくなります。
触り心地が抜群! サラサラとした質感で、座ったり触ったりするのに最適です。
今回のテスト施工では、砂が750キロ、くるみチップが280キロ使用されました。くるみの殻がこんな形で再利用されるなんて驚きですよね!
施工が行われたのは、現在の食堂前にある約45平米のタイル広場。施工前の写真では、無機質なタイルが広がっていましたが、人工芝が敷かれることで、一気に明るい雰囲気の芝生広場へと生まれ変わりました。施工後の写真では、広場全体が鮮やかな緑で彩られ、まるで別の場所のようです。ビフォーアフターの変化にご注目ください!
施工前
施工後
「くるみチップってどんなもの?」という疑問にお答えするため、今回使用されたくるみチップの大きさや形状がわかる写真もご紹介します。このチップは、くるみの殻を細かく砕いたもので、自然素材ならではの優しい色が特徴的です。一見すると小さな木の破片のようですが、手に取ってみると驚きます。サラサラとしていて手にベタつきが残らず、軽やかな触り心地が気持ちいいのです。
さらに、このくるみチップの魅力はその機能性にもあります。ゴムチップと違って暑くなりにくく、座ったり触れたりする際に自然な感覚が得られます。また、細かい粒状の形状が芝生全体に均一に行き渡り、見た目にも美しく仕上がるのが特徴です。実際にこのチップの上に座ると、柔らかい感触と涼しさを実感でき、まさに快適そのもの。人工芝をより心地よいものに進化させる、この新しい素材が作り出す未来が楽しみです。
施工が完了すると、学生たちが早速芝生の上に座り込み、楽しそうに談笑する姿が見られました。「柔らかくて座りやすい!」「触り心地が気持ちいい!」と、大好評。くるみチップと人工芝が作り出す快適な空間が、新たな交流の場としての役割を果たしています。
くるみチップを使用した人工芝が新しいフロントプラザでどのように活躍するのか、今から楽しみです!次回も新棟建設の進捗や取り組みをお届けしますので、ぜひお楽しみに!