こんにちは、長野大学です!本日、ついに基礎躯体1工区目のコンクリート打設が行われました!構造躯体の“基盤中の基盤”をつくる、とっても大切な一日。
朝はいつも通り、ラジオ体操で体と心をほぐしたあと、全体朝礼とコンクリート打設ミーティング、生コンクリート受入検査からスタートです。
この日、現場にやってきた生コン車は延べ37台。打ち込まれたコンクリートの量は、148m3にもおよびます!
今回の打設計画で重要だったのは、「一気に打たない」こと。型枠の上端まで一気にコンクリートを打ち込むと、低い部位の生コンクリートが型枠から溢れ出すという現象が起こるからです。
そこで採用されたのが、1工区内を数回に分けて回りながら打設する"分散打法"。"まわし打ち"とも呼ばれる、生コンクリートの打設方法です。1巡目に打ち込んだコンクリートが硬化し始めたところで、次の層を打設することで、コンクリートが溢れる、噴き出す、型枠崩壊等のエラーを回避することができます!
ただし、この方法には注意点も。コンクリートの“打ち重ね”には制限時間があるため、現場監督は常に時計とにらめっこです。現場では、「打ち重ね時間」がしっかりと掲示板で共有され、職人さんがひと目で確認できるようになっていました。
まさに「良いコンクリートを打つには、計画もコンクリートも“よく練る”ことが大事!」というわけですね!
本日は、14業種・45名の職人さんたちが現場でフル稼働!鉄筋工、型枠工、鳶土工、ポンプ車オペレーター、電工、配管工など、専門分野のプロがそれぞれの役割を担い、まるで現場全体がひとつのオーケストラのように息を合わせて動いていました。
そしてもちろん、現場の守護神=交通誘導員さんも本日はフル回転!次々と到着・回送する生コン車を的確に誘導し、安全でスムーズな進行を支えてくれていました!
コンクリートの打設が完了しても終わりではありません。コンクリートの打設が完了した箇所では、露出型柱脚のズレがないかの再確認や、コンクリートが付着した箇所の清掃、コンクリートへの散水養生が行われました。“いい建物”をつくるための欠かせない仕上げです!まるで生き物を相手にするかのようにアフターケアをする施工者たちの姿が印象的でした。
本日打設された基礎の上には今後、新棟の鉄骨が立ち上がっていきます。今日という一日は、新棟建設の大切な一歩。多くの職人と技術者の技と想いをコンクリートに閉じ込め形になった、記念すべき日となりました。
これからも、現場の進化と未来のキャンパスの姿を、どうぞお楽しみに!