こんにちは、長野大学です!新棟建設工事はいよいよ構造躯体コンクリート打設の打席へと進みました。今回は、新棟の地下ピットの土間部分に生コンクリートを打設。現場は朝から快晴に恵まれ、気持ちのよいスタートとなりました!
まずは今回の工事対象を簡単にご説明。
「地下ピット」とは、床下に設けられる設備配管などを通すための空間です。普段目に見えない場所ではありますが、建物の機能を支える大切なスペース。
「土間」とは、土に接する床のことで、今回は地下ピットの床部分にあたる鉄筋コンクリートの躯体。建物の安定性を支える、いわば“地面との接点”です。今回の打設では、ここにコンクリートを打ち込みます。
この日はいつものようにラジオ体操から始まり、現場全体で朝礼が行われます。月も変わり、今月の安全衛生目標が現場監督から伝達され、安全装備の指差喚呼で朝礼を締めます。
その後、コンクリート打設に向けたミーティングを実施。現場監督からコンクリート打設に関する注意事項がしっかりと共有されました。
選手(職人)たちは真剣な眼差しで耳を傾け、全員が安全・確実に作業を進めるために意識をひとつにします。
その後、コンクリートミキサ車からテスト用のコンクリートを採取し、以下の検査を実施します。
・コンクリート温度
・スランプ値(柔らかさ)
・空気量
・塩化物量
・伝票の内容確認
規格に合致していることを確認後、いよいよ試合(打設)開始です!
コンクリートポンプ車から圧送された生コンクリートは、熟練の職人さんたちの連携で現地に打ち込まれていきます。ホースの筒先を操る人、バイブレーター(振動棒)をかける人、電源ケーブルを介錯する人、コンクリートの天端(てんば)高さを管理する人、鏝(こて)で表面をならす人、それぞれが自分の持ち場を全うしながら、見事な全員野球で作業が進みます。
さらにこの工程に至るまでにも、土間下の砕石を敷き固める地業、鉄筋組み、型枠の建て込みなど、数々の工程を多くの職人さんが丁寧に進めタスキを繋いでくれました。
チームプレイが光る現場の連携ですが、それを下支えしているのは現場所長・現場監督たちの素晴らしい段取りがあってこそです。
今回のコンクリートは、新棟の構造躯体としては記念すべき“最初の第1打”。現場はこれから「基礎躯体工事」が本格的に展開されます!「長野大学の未来を築く – 新棟建設日記」ではその模様をしっかりとお伝えしてまいります!