【2025年1月29日】地中から巨大杭現る!既存杭の引抜き工事が進行中
【2025年1月29日】地中から巨大杭現る!既存杭の引抜き工事が進行中
こんにちは、長野大学です!今回は、既存杭の引抜き工事についてお伝えします。
先日の記事『階段教室棟の下から現れた石林-現場は「未来創造紀行」』でお伝えした既存杭を撤去するため工事を進めています。
既存杭は鉄筋コンクリート製で、杭の径は約40cm。階段教室棟の建設の際、この太い杭を打撃で地中へ打込んだようです。引き抜いた杭の先端を見てみると、鋭く尖っているのが特徴的です。この形状は、まさに地盤を貫きながら打込まれた歴史の証。何十年もの間、建物を支え続けた杭が再び地上に姿を現しました。
既存杭は、地盤と強く結びついており、単に重機で真上に引っ張るだけでは抜くことができません。無理に引っ張ろうとすると、掴んだ杭の端部が折れてしまいます。
そこで登場するのが「パイルドライバ(杭打機)」という大型の重機!杭打機だけど杭抜きもできます!杭打機に取り付けられたケーシングと呼ばれる筒状の装置を回転させながら地中に落とし込み、杭の周囲の地盤を削っていきます。こうして、杭と周囲の地盤との結びつきを断ち切ったうえで、慎重に杭を地中から引抜いていくのです。
この写真の杭は長さ8m超! 地中に眠っていた杭が、一つずつ丁寧に、確実に撤去されていきます。新棟建設に向けた準備が、また一歩前進しました。
これからも、新棟建設工事の進捗を「新棟建設日記」でお届けしますので、お楽しみに!