こんにちは、長野大学です!今回は、新棟建設に向けた解体工事の一環として行われている「鋤取り(すきとり)」工事についてご紹介します。不要な土を取り除き、新棟着工のための準備を整える重要な工程が進行中です。
「鋤取り」とは、建設予定地で不要な土を取り除く工事のことです。解体工事の一部として行われ、これにより建設地が整えられ、新棟着工に向けた基盤がしっかり準備されていきます。今回は約4000立米の土を搬出する予定で、その量は25メートルプール約10杯分に相当するほどの大規模なものです。
取材を行った日は、なんと7台ものダンプが次々と現場に出入りし、土を効率よく運び出していました。ダンプ1台が土でいっぱいになるまでにわずか5分程度。パワフルなバックホー(ショベルカー)がダンプに土をどんどん積み上げ、スピーディーに満載にしていきます。多い日には10台以上のダンプが稼働することもあるため、現場は遊びの時間が入り込む隙もなく、効率よく作業が進んでいます。
現場がスムーズに進んでいる理由には、【2024年9月5日】現場の守護神 – 工事車両の交通誘導員の活躍と1号館解体工事の進捗状況 の記事でご紹介した交通誘導員さんの活躍もあります。取材中にも、ダンプが現場に入ろうとする瞬間を誰よりも早く察知し、的確に誘導している姿が印象的でした。交通誘導員さんの敏速なサポートがあることで、ダンプがスムーズに出入りし、安全に作業が進んでいるのです。
バックホーが大きなアームを操り、力強く土を掘り起こす姿は圧巻そのものです。まるで地面と対話するかのように、硬い土を次々とすくい上げ、ダンプへと正確に積み込んでいく様子には思わず見入ってしまいます。解体工事の一部とはいえ、この鋤取り作業が新棟着工に向けた準備を力強く支えていると思うと、重機の動きが一層頼もしく感じられます。
現場では、バックホーとダンプが絶妙なタイミングで連携し、土の搬出が次々と行われていきます。重機が掘り出すたびに、掘削の範囲が少しずつ大きく広がり、着々と進む工事の様子が目に見えてわかります。このダイナミックなチームワークは、まさに現場の活気とプロの技術が結集したものと言えるでしょう。
鋤取り工事は約1ヶ月半の予定で進められています。不要な土を取り除き、建設にふさわしい地盤を作るこの工程が完了すれば、いよいよ新棟着工に向けた準備が整い、次の段階へと進んでいきます。新しいキャンパスの準備が少しずつ整う様子を、引き続きお届けしていきますのでお楽しみに!