このコーナーでは、長野大学の敷地内にある季節の花や植物たちを紹介していきます。四季折々の自然が織りなす風景や、信州ならではの美しい草花を、写真とともにお楽しみください。キャンパスに広がる豊かな自然を通じて、長野大学の四季の移ろいを感じていただければ幸いです。
~初夏から盛夏までこの一品で~
猛暑が続く日々の中、夏を楽しみたくてもこの日射しの中での外出はためらいがちに。そんな方々にお届けするのが大皿に盛りつけたこちら!夏を代表する花々と海辺に散らばる貝殻をオードブルに見立てて飾ってみました。おなかは満たされませんが、一品いかがですか?
今回は、青いガラスの水盆に淡い青色と薄紫色のアジサイ、そして鮮やかな緑のカエデを活けました。水面に涼やかな花々と葉の彩りは、じめじめとした梅雨の季節にほっと心を和ませてくれます。透明な水盆の中で揺れるアジサイの花びらが、まるで水中をたゆたうかのよう。今年はカラ梅雨、暑い毎日。キャンパスに訪れる皆さまに、ひとときの涼をお届けできれば嬉しいです。
5月になり、可憐なツツジの花と鮮やかな赤い葉をまとったカナメモチで彩りました。青い水盆の中に浮かぶ赤と緑のコントラストが、静かな空間にやさしい華やぎを添えています。春のやわらかな雰囲気から、初夏の爽やかさへと移りゆく季節のリズム――その一瞬を切り取ったような、心がふっとほどけるような作品となりました。ぜひ、季節のうつろいを感じてみてください。
4月3日、長野大学の入学式が挙行されました。会場には、春の象徴・桜の花が飾られ、新入生たちの門出をやさしく彩ってくれました。その桜を使い、今回は「春のギャラリー」を演出しています。希望に満ちた春の気配を、そっと感じていただければ嬉しいです。
冬の寒さと春の暖かさが共存する2月、長野大学の正面玄関には控えめで愛らしい寒椿(かんつばき)が咲いています。昨夜から静かに降り積もった雪がその美しさを一層引き立てていました。春浅しですが、ひっそりと咲く姿を愛でていると寒風の日でもほっこりと暖かな気持ちになりますね。
新棟建設に伴い、歩道に敷き詰められていたインターロッキング(レンガ)が不要になりました。その一部をReuseして、小路の階段をイメージしたクリスマス装飾をしてみました。レンガに残る、皆さんの見えない足跡をたどって、サンタクロースがこの小路を通り抜けていくことができたなら…聖夜にはきっと、素敵なプレゼントが届くかもしれませんね。
冷たい風が吹き、寒さが一段と増す季節に、雪のように美しい白い花がキャンパスを彩りました。今回の展示は、純白の山茶花、とちの実、そして鮮やかなザクロの実です。白い花が放つ凛とした雰囲気と、紅の実が織りなす彩りが、冬の深まりを感じさせてくれます。長野大学の「風景ギャラリー」から、冬の訪れとともにお届けする自然の美しさをお楽しみください。