【2025年10月11日】ありがとう、鉄の巨人!- クローラクレーン、静かなる解体へ
~秋の空の下、半年の活躍に幕。横たわる姿が伝える“おつかれさま”の気持ち ~
~秋の空の下、半年の活躍に幕。横たわる姿が伝える“おつかれさま”の気持ち ~
こんにちは、長野大学です!
春の青空にそびえ立っていたあの巨大クローラクレーンが、ついにその役目を終えました。
4月の登場からおよそ半年。鉄骨の組み立てや資材の運搬など、建設の中心として活躍してきた“鉄の巨人”が、穏やかな秋空の下で静かに解体されていきました。
このクレーンは、まさに長野大学のランドマーク的存在でした。
離れた場所からキャンパスを眺めても、その長いジブ(腕)が空を切る姿はすぐに見つけることができ、「あ、あそこが長野大学だ」と一目でわかるほど。
この半年間、学生や地域の方々にとっても、建設の進捗を象徴する頼もしい姿となっていました。
そんな存在が静かに姿を消していくのは、少し名残惜しくもあります。
この日は、柔らかな陽射しが降り注ぐ秋晴れ。
ところどころに白い雲が浮かび、クレーンの大きな姿を見送るにはぴったりの空模様でした。
解体は2日間にわたって行われ、オペレーターさんも現場に立ち、部材の取り外しや吊り下ろしの確認などに大忙し。
半年間、現場のシンボルとして働いてきたクレーンが少しずつ姿を変えていく様子に、現場全体が静かな感謝の気持ちに包まれていました。
背中でバランスを支えていたカウンターウエイト(重り)も、この日慎重に取り外されました。
約50トンもの重りが一つずつ外されていく様子は、まるで長い任務を終えた盾を下ろすかのよう。
動画には、作業員の熟練の手さばきとともに、クレーンがその役目を終えていく瞬間がしっかり記録されています。
春に登場したクレーンは、こうして無事にその使命を果たしました。
これまでの半年間、見上げればいつもそこにあった“鉄の背中”は、新棟の力強い骨格として確かに形を残しています。
春に立ち上がり、秋に見送られる――そんな季節の物語を経て、現場は次の工程へと歩みを進めます。
これからも「長野大学の未来を築く - 新棟建設日記」で、工事の歩みと現場の表情をお伝えしていきますので、ぜひご期待ください!