今度は、天の神さまに教えてもらったとおりにやってみた。
イザナギ
「おお・・なんて美しい女性だ」
イザナミ
「ふふ。素敵な殿方ですね♡」
しん、と空気が静まった。
二人は正しく結ばれた。
イザナギ
「・・・いけた気がする」
すると――
どん。
今度生まれた子は、ちゃんと立ち、ちゃんと歩いた。
イザナミ
「やった!」
イザナギ
「成功だ!!」
こうして、最初の島が生まれた。
まず生まれたのは、淡路島。
イザナギ
「おお、最初にしては、いい感じだ」
イザナミ
「ここが、はじまりの島だね」
つづいて、四国。
イザナミ
「少し大きくなった?」
イザナギ
「うん、だんだんコツがわかってきた」
さらに、隠岐の島。
イザナギ
「お、島が増えてきたな」
イザナミ
「世界が、形になっていく感じがする」
次に、九州。
イザナギ
「おお・・これは大きい!」
イザナミ
「本格的になってきたね」
そのあと壱岐と対馬。
イザナミ
「島が、ぽんぽん生まれるね♪」
イザナギ
「楽しくなってきたかも」
さらに、佐渡。
イザナギ
「よし、だいぶそろってきたぞ」
そして最後に――
本州。
イザナミ
「うわっ!デカッ!!」
イザナギ
「こいつは、主役だな」
こうして生まれた八つの島々を、まとめて大八島(おおやしま)という。
日本の原型 だ。
イザナギ
「これ、日本じゃない?」
イザナミ
「うん。日本、できたね」
こうして、世界は少しずつ私たちの知る形になっていった。
つづく
【豆知識】
このころのお話では、北海道と沖縄はまだ神話には登場しません。
北海道と沖縄が日本になるのは、明治時代です。