高天原――
アマテラスは、嫌な予感がしていた。
アマテラス
「なんか・・・来るような気がする」
案の定、空がどよめき、山が揺れた。
神さまたち
「な、なにごとだ!?」
スサノオ
「やっほー!姉ちゃーん!!会いに来たぞー!!」
アマテラス
「・・・」
アマテラスは、すぐに察した。
アマテラス
「これは、ただのあいさつじゃない。高天原を乗っ取りに来たにちがいないわ!」
アマテラスは男の装束に着替え、弓と剣で身を固めた。
完全武装で、スサノオを待ち受ける。
アマテラス
「スサノオ!なぜ、ここへ来た!」
スサノオ
「え?親父に追い出されたから、なんていうか、あいさつ?」
アマテラス
「それだけ?あんた、ここを乗っ取るつもりじゃないの?」
スサノオ
「ほんとだって!ただ、あいさつに来ただけだよ!」
アマテラス
「パパの言うことさえ聞かないアンタ、信用できない!!」
高天原は、一瞬で緊張に包まれた。
アマテラス
「もし、悪だくみがあるなら・・・」
スサノオ
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!俺、もう居場所ないんだよ!?」
アマテラス
「ならば、証明しなさい」
スサノオ
「え?」
アマテラス
「おまえに、よこしまな心がないことを」
スサノオ
「・・・わかったよ」
こうして二人は、ある勝負をすることになった。
つづく