栄養チューブを拒否する ALS 患者に対する死の手助け
1.職業
2.業務分類
3.施設内看護の年数
4.訪問看護の年数
5.経験内容
私は、 ALSを患う担当患者の一人と実に親しくなった。私たちは死について、そして彼が人工呼吸器なしでは生き続けることができないときに、どのようなことになってほしいのかについて話をしている。彼は、自宅で安らかに死ぬことができるように、〔呼吸ができなくなる〕時点に至る前に、あらゆる治療を拒否することを明確にしている。彼は現在栄養チューブを装着していて、たった今、経管栄養を拒否し始めるつもりだと私に言った。私はこのことについて罪悪感を感じている。というのも、たとえ彼の延命が彼の苦悩を引き伸ばすとしても、私は彼が経管栄養をやめたくなかったからだ。彼に対して、本人の望み通りの死の在り方を手助けする責任が、 私にあるのだろうか?
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6.出所
Smith,Ladd,Pasquerelia, Ethical Issues in Home Health Care,2nd ed. 2008,p.121