事例110

まじない師の呪いを信じ、医療を拒否する患者

１．職業

２．業務分類

３．施設内看護の年数

４．訪問看護の年数

５．経験内容

私は、病気がどのように伝染するかについての自説をもつ、リベリアからの多くの難民を看てきた。私の患者が言うには、まじない師が彼女に電話をかけてよこし、呪いをかけたのだと。その後、彼女は HIV に感染した。私は「あなたは医療を受ける必要があり、安全なセックスをするべきだ」と彼女を説得しようとしたが、彼女が私を信じるとは思えない。彼女は、呪いが取り除かれた時に、 HIV 感染がなくなると信じている。私はどのようにしたら、彼女の文化的信条への尊重を示しながらも、彼女が自分の必要とする医療を確実に受けられるようにすることができるのか？

＃異文化 ＃治療拒否 ＃善行原則 ＃無危害原則 ＃難民 ＃移民

６．出所

Smith,Ladd,Pasquerelia, Ethical Issues in Home Health Care,2nd ed. 2008,p.86