家族によるサポートが受けられず、孤立する患者
1.職業
2.業務分類
3.施設内看護の年数
4.訪問看護の年数
5.経験内容
Bさんは、72歳の白人女性である。8年前に関節リウマチのため、ひざ関節の置換手術を受けた後、非営利の在宅医療機関の受け持ちとなっていた。その際、彼女と夫は、食事や医療、運動などを含めた、セルフケアについての指導を受けていた。
彼女は2ヶ月後に、良好な状態で退院した。その間に、夫は亡くなり、娘と家族は、1200マイル離れたところへ転居し、息子は重罪を犯して有罪判決を受け、15年の懲役に服している。息子の妻は、近隣に住んでいるにもかかわらず、Bさんの健康には少しの関心も払おうとしない。
B さんが在宅での療養を続けるには、〔家族による〕サポートが不可欠になると思われる。けれども、彼女はおそらく、孤立感をつのらせることになるに違いない。
訪問看護師には、どのようなケアの工夫が求められるだろうか。
6.出所
Leslie Neal-Boylan, Case Studies in Nursing. Clinical Case Studies in Home Health Care, Wiley-Blackwell, 2011. P.123~134