傾聴する時間がないとき
1.職業
2.業務分類
3.施設内看護の年数
4.訪問看護の年数
5.経験内容
私の患者に ALS の男性がいる。私がまさに〔彼の家を〕立ち去ろうとしていた時、彼は ALS を抱える自分に今後待ち受けていることについて、質問を投げかけてきた。私はいつも共感的に耳を傾けるのだが、その時は、これに対処する時間がないと感じていた。だから私は、彼に口を開くチャンスを与えずに、手短に応答した〔だけになってしまった〕。〔看護師は常に共感的に傾聴しなければならないという〕自分自身の期待や理想を実践することができなかったのだ。それは私が褒められた看護師ではないということを意味しているのだろうか。
6.出所
Smith,Ladd,Pasquerelia, Ethical Issues in Home Health Care,2nd ed. 2008, p.11