事例128

がん治療について、家族間の意見が一致しないとき

１．職業

２．業務分類

３．施設内看護の年数

４．訪問看護の年数

５．経験内容

私は、娘とその家族と暮らしている未亡人の患者を受け持っている。彼女はアルツハイマー病である。私が家に入った時、ぎこちない雰囲気なのがわかる。皆がとてもピリピリしているのだ。私は穏やかな雰囲気を作ろうと多くの時間を費やしている。その患者は乳がんと診断されたばかりである。彼女の娘と息子は、自分たちが母親が何を望むかを知っていると確信しているので、彼女にいかなるがん治療をも受けてほしくないと思っている。しかし、彼女の孫娘はショックを受けている。今日、私がその家を訪問した時、孫娘は彼らに向かって叫んでいた。孫娘は私に、自分の祖母が治療を受けられるように助けて欲しいと望んでいる。 治療について、家族間で意見が一致しない時、私はどうするべきなのか？

＃家族 ＃がん ＃治療拒否 ＃関係性のなかにある自律

６．出所

Smith,Ladd,Pasquerelia, Ethical Issues in Home Health Care,2nd ed. 2008,p.120