2007年に文部科学省・平成19年度科学技術振興調整費・先端融合領域イノベーション創出拠点の形成プログラムに「フォトニクス先端融合研究拠点」を提案し、採択されました。 この拠点プログラムでは、フォトニクス研究に関わる先端融合領域のイノベーション創出に必要となる、効率的な産学協働システム、ならびに人材育成プログラムの確立を目指しています。学内に協働機関に開放する研究スペースを配置し、物理的な融合空間を創造するとともに、教員や学生を協働機関へ一定期間派遣し、相互浸透型の協働システムの構築します。研究参加者に対してNDA研修/教育を実施し、守秘義務の徹底等、安心して産学が連携・融合できる環境を整えます。社会人ドクターコースの開設や、 参画する大学院生、ポスドク研究員育成スキームを通して、ポスドク、教員、企業研究者の新たなキャリアパスを創出します。
海外の大学との部局間協定・ 大学間協定の整備により国際的な人材の流動性を促進し、世界標準の研究教育環境を整えるとともに、日本唯一のフォトニクスセンターとして日本・アジアを牽引します。
JST-CREST プラズモニック走査分析顕微鏡プロジェクト
科学技術振興事業団のプロジェクト。2007年10月から5年間。
金属ナノ構造内で励起した電子の量子的な集団振動「表面プラズモンポラリトン(SPP)」をプローブとして用いる新しいナノスケール顕微分析技術を開拓します。SPP が誘起するナノスケールの増強電場を試料に作用させながら、さらにプローブからナノニュートンオーダーの力を加えることによって試料分子に局所的に歪みを与え、それを光学応答の摂動として計測する全く新規なナノ分析・イメージング法を開発します。
科新塾(科学者維新塾)
緒方洪庵が幕末の大阪に開設した蘭学塾(科学者養成塾)は、科学者のみならず幕末・維新を切り開く多くの人材を養成しました。私達は平成の今、博士課程修了者や博士を目指す人達に政治家、小説家、ジャーナリスト、科学者、起業家など様々なキャリアへの道を示し、平成の維新を切り開いて将来の国際社会に貢献する人材を養成する私塾「SORIA科学者維新塾」(略称、科新塾)を開講しました。
Optics Communications
光学の分野で歴史のある国際学術雑誌。河田 聡が2000年5月より編集長。大阪編集局では論文の投稿受付から査読、採択に至る印刷以外のすべての事務を取り扱う。年間に600以上の論文を扱う。高いクオリティーと迅速な編集プロセスを目指している。野村沙千が副編集長。2009年12月末で退任。
Optical Society of America
1906年に米国に創設された光関係の国際学会。現在この学会でのExecutive Commitee(理事会)とBoard of Directors(評議会)のメンバーであり、International Council(国際諮問会議)の議長であり、またフェローでもある。この他にSPIE(国際光工学会)のナノテクノロジー会議の委員であり、プラズモニクスのコンファレンス委員長、フェローでもある。