8月のコラム (いつも全力レイアップ)

Post date: 2015/08/13 10:41:42

本コラムが始まって以来,長く潜伏を続けてうまく執筆回避出来そうだと思ってた矢先,皆さんに帰国のご連絡をする直前に岡市さんから指名を受けてしまいました。本当に偶然なのですが,帰国直前月を担当させて頂きます。

私自身,バスケ好きのオッサンではありますが,過去に執筆されてる皆さんの様に確固としたバスケ理論/理念を持ち合わせている訳ではありませんので,まずは万一の場合に書こうと思っていた香港/鉄ネタを,さわりだけ。以下は私の4年10ヶ月の香港生活で遭遇したMTR絡みでの事例です。一つでも共感頂ける方,あるいはMTRは路線によって軌間が1432mmと1435mmの2種類ある事を香港の常識としてお持ちの方,もっとMTR談義を個別にやりましょう。

  1. Airport Express九龍駅ホームに東涌線のA-stock車両が入線して来た時の驚愕。
  2. 広州から乗車していた直通列車が大学駅を通過した直後に左に曲がり, 馬場駅に進入した時の感動。
  3. 港島線の延長区間が,年末で自分の香港不在時に開業してしまった無念。
  4. 馬鞍山線に初めて乗車した時の激しい違和感。

想像に難くないでしょうが,私は鉄チャンの分類の中で言えば乗り鉄ですね。 因みに香港在住中の愛読書はJTB時刻表でした。

さて話をJ'sに戻して,香港を離れる身に免じて思い出話にお付き合い下さい。長いJ's生活の後半戦はシニアチーム(爺's)の副キャップ/キャプテンとして,チーム運営のお手伝いをさせて頂きました。この間いろいろなイベントがありましたが,特に鮮明に記憶に残っているのはやはり恒久バンコク開催のシニアカップ,そして昨年の地元開催アジアカップですね。

シニアカップは今秋で第五回大会となりますが,第一回大会はバンコク/深圳/香港の3チームのみの参加でした。総当りと言っても全部で3ゲームしかないので,10分クオーターでみっちり(現在は7分クオーター制),しかもくじ運悪く二試合連チャンでしたので,要は10分x連続8クオーターを8名で戦い抜きました。終わってみたら身体はボロボロでしたが,あの充実感は一生ものです。そのシニアカップも回を重ねる毎に参加チームの増加,レベルアップに伴って年長者には優しくない大会に徐々に変貌しつつあったので,2年前に新たに50歳以上対象(今年から48歳以上)のスーパーシニアの部が加わりました。香港は安さん以下単独チームで臨み,香港以外のメンバーで構成される連合軍,同時に参加頂いてるバンコク女子チームを2年連続して撃破しております。やはり常日頃一緒に練習し,お互いを熟知していますので,即席チームには簡単には負けられません。各メンバーが自分のプレーが出来ての結果であり,スーパーシニア戦は最も思い出深い戦いであったと思います。

そして香港で2回目の開催となった昨年のアジアカップ。前々年のチャイナカップでのホスト経験を活かし,半年以上前から多くのメンバーが分担して準備に当たり,時には夜遅くまで議論を戦わせた事が今も昨日の様に思い出させます。当日は現場運営に汗をかきながら,チームとしては試合を戦い,戦い終えた瞬間に夜の行事に向けて走る,まさに老若男女チームが一つになった日ではなかったかと思ってます。

チャイナ/アジアカップの運営,あるいはバスケ以外の各種行事に共通して言えるのは,単にバスケ好きが集まってプレーするに留まらず,チームの運営に皆さんが積極的に参加する風土,雰囲気がJ’sの宝ではないかと感じてます。この先更に30年,50年とJ'sの歴史は刻まれて行くと思いますが,メンバーの皆さんにはその1ページを構成して頂き,今まで通りあるいは今まで以上に主体的に参加頂ければ,また達成感も大きくなって行くと信じてます。

つらつらと散文となってしまった事をお許し下さい。

この5年弱,本当にお世話になりました。

J'sの今後益々の発展を祈念して筆を置きます。J's Love!

桧垣