10月のコラム (ペディア)

Post date: 2013/10/18 4:31:46

過ごしやすい季節となりました。

J's Loveの皆様、こんにちは、「ミネ」こと嶺岸(夫)です。光栄なことに、桃子ねーさんより爺枠のご指名を受け、10月のコラムを担当させて頂きます。

10-11月はシニアアジアカップ in バンコクやチャイナカップ in 広州といった大イベントが目白押しですが、バスケから離れ、別のテーマでいきたいと思います。

このコラムがアップされる時は、もう既に過ぎていますが、10月13日(旧暦の9月9日)は重陽節で、香港では先祖のお墓参りをする日であると共に、こぞってハイキングに行く日でもあります。日本は同じころに「体育の日」がありますが、やはりこの時期は屋外での運動をするのにも最適ですよね。私は2011年に香港に来てから、ハイキング(登山?)に時々出掛けています。日本にいる頃は、全くそんなことをしていなかったのですが、駐在員の身でいずれは日本に帰ると考えると、何か香港らしいことを楽しみたいなぁと思い、軽い気持ちで始めました。途中長らく中断していた時期もありましたが、元J'sのJ郎君のお誘いもあり、昨年の9月頃より再開したという経緯があります。

ご存知の方も多いと思いますが、香港はハイキング、登山コースがたくさんあり、○千m級という山はありませんが、軽装で手軽に(日帰りで)行ける場所がたくさんあります。巷では、ブログやら個人的なサイトを開設して、それらを紹介している方もたくさんいますが、経験の浅い私から、行って良かったところ、これから行ってみたいと思っているところをいくつか紹介したいと思います。

1. ライオンロック(Lion Rock)

広東語では獅子山と書き、名前のとおり見ようによってはライオンが寝そべっているように見えます。この山はカオルーンエリアや香港島からでも良く見えるので、ご存知の方も多いと思います。このコースは登って→下って、2-3時間なので、初めての方にはぴったりだと思います(私の初香港登山もここでした)。お勧めのスタート地点はMTR黄大仙駅ですが、過去には尖沙咀の自分の家から走って頂上まで登った、J's の元副Capもいるので、体力に自身のある方は是非チャレンジして下さい!スタート地点(黄大仙駅)に立つと、「え、あそこまで登るの?!」と尻込みする方もいるかも知れませんが(私も最初はそうでした)、登り始めると意外とあっさり頂上まで着いてしまいます。頂上からは、広くカオルーンエリアが見渡せ(旧Kai Tak空港の滑走路跡も良く見えます)、ちょっとだけ香港を征服したような感覚に浸れます。

下山後は黄大仙駅近くの四川料理屋がお勧めです。ホンハムにある坦々麺の有名店「詠藜園(ウィンライユン)」の姉妹店らしいのですが、やはり坦々麺がお勧めです。

2. ドラゴンズバッグ(Dragon's Back)

J'sバーベキューでおなじみの石澳ビーチから見える稜線、そこがドラゴンズバッグです!かつては「アジアベストハイキングコース」に選ばれたこともあるそうで、山の稜線から、左はスタンレー、右は石澳ビーチの景色を眺めることができます。

出発地点はMTRの?箕灣からバス(石澳行きの9番)かタクシーに乗って「土地灣」で下車、すぐに目印となる看板があるので迷うことはないと思います。全長8kmちょっとですが、スタート地点の標高が高いので、登り下りが少なく経験の浅い人にもお勧めです。因みに私は昨年の重陽節の日に登ったのですが、もの凄い人で混雑しており、大渋滞に巻き込まれた経験があります。ハイキング後は石澳にあるいろいろなレストランで食事ができますが、タイ料理+ビールが私のお勧めです。

3. シャープピーク(Sharp Peak)

このコース(山)は西貢のさらにおく~の方にあります。ちょっと距離も長く(15kmぐらい?)、UP/DOWNもあるのでやや上級者向けですが、このコースは香港の違った一面を垣間見ることができます。香港は高層ビルと自然が共存しているので、そこそこの山に登っても、すぐ近くには高層ビルがそびえていますが、このシャープピークの頂上からは一切ビルが見えません。一方には広く太平洋と白い砂浜が見下ろせ、また一方には山並みが見渡せます。人伝で聞いた話ですが、香港の名のある山で唯一、頂上から高層ビルが見えないところらしいです。私は2度登ったことがあり、1回目はこれを経験しました。2回目は一部のJ'sメンバーと上ったのですが、この時はひどい霧で、ビルどころか全く景色らしい景色が見えませんでした・・・。代わりと言っては何ですが、のら犬やのら牛に出会い、

さらには海岸に打ち上げられた、イルカの「し・が・い」にも遭遇してしまいました(まさにこれぞ自然!)。

西貢近辺には他にも長短のコースがありますが、このエリアでのハイキング(登山)後のお勧めは、何と言っても海鮮料理(@西貢)です!極限の空腹状態から食す、エビ・カニ・シャコetcは絶品です!

これからご紹介する2つは、自分がこれから登ってみたいと思っている山の紹介です。

4. キャッスルピーク(Castle Peak)

香港の僻地(?)屯門にあり、広東語では「青山」と書きます。この山は海を挟んだ香港国際空港からもよく見えるので、名前は知らなくとも皆さん目にしたことはあると思います。登ったことがないのでこれ以上の情報はありませんが、この山に私が登りたいのには一つ訳があります。この登山ルート途中に「青山禅院」という寺があるのですが、この寺はブルース・リーの映画「燃えよドラゴン(Enter the Dragon)」のロケ地となった場所で、かの有名な「Don't think, feel!」のシーンが撮影されたところです。どうやら、現在その場所には記念碑とリーのパネルがあるらしいので、まぁ、何ともミーハーな話ではありますが、そこで写真を撮って、それからキャッスルピークに登るという計画を考え中です。

5. カオルーンピーク(Kowloon Peak)

この山は、日本人中学校最寄りのバス停から、ビクトリアハーバーを挟んでカオルーン側正面に見える山なので、何気なく皆さんも目にしている山だと思います。広東語では「飛鵝山(Fei Ngo Shan)」と書き、香港人には「Kowloon Peak」と言ってもあまり通じません。この山は自分のオフィスと自宅からもよく見え、ふと気付くと目にしてしまう、何とも魅力的に感じてしまう山です。場所はMTRの彩虹駅のすぐ近くで、カオルーンエリアと新界を隔てる山並みの一番東端に位置しています。是非登ってみたいとは思っているのですが、ルートがガイドブックに詳しく載っていません。誰かお勧めのルートをご存じの方は教えて下さい。

因みにこの山の頂上付近は夜景観賞の隠れスポットで、カオルーンと香港島側の夜景が一度に楽しめます(タクシーかマイカーで行くしか手段がありませんが)。

以上、書きたいことを長々、ズルズルと書いてしまいました。11月のチャイナカップが終わったら、また再開したいと思っているので、興味のある方は声をかけて下さい。但し、私のハイキング・登山は道に迷うことが多いので、それを承知で参加して頂ける、心の広い方希望です。

シニアアジアカップ優勝! チャイナカップ優勝! 1、2、3、J's!

みね