ベルリンから汽車でプラハへ。途中渓谷を通り、眺めがすばらしかった。プラハでのホテルは、中心部の目抜き通りヴァーツラフ通りに面していて便利。それに してもプラハの中心街の美しさはすばらしく、17世紀ぐらいにタイムスリップしたような気がする。プラハ城もとても美しい。プラハ城は14世紀に建設が始 まり、完成したのは19世紀らしい。ガイドツアーに参加すると、英語、イタリア語、ドイツ語がペラペラのガイドさんが案内してくれた。(おそらくフランス 語やスペイン語もいけたんだろうと思う。すごい。)後で聴いたところだと、こういう観光スポットは保存状態がいい、あるいはきれいに修復してあるが、それ 以外の所はあまり保存状態は良くないらしい。
スメタナの「我が祖国」 2曲目の「モルダウ」で有名なモルダウ川=ヴルタヴァ川は、はっきり言って汚れていて、すこしがっかり。しかし1曲目の「ヴィシェフラド(=高い城)」は 残骸が残っていて、その上から見下ろすモルダウ川の眺めがすばらしかった。城の中にはスメタナとドヴォルザークのお墓があり、お墓参りと写真撮影。小林研 一郎が主席客演指揮者を務めるチェコ・フィルだが、あいにくツアーに出ていて留守。チェコフィルが録音をする「芸術家の家」にも入る機会がなく残念。モー ツァルトが「ドン・ジョバンニ」を初演した劇場も外から見た。
プラハでもう一つ特筆すべきは食料の安さ。レストランで腹一杯おいしいボヘミア料理(肉料理が中心)を食べて特産のビールを飲んでも、2人で3000円ぐらい。街角で売っているソフトクリームが20-30円、大きなホットドッグが100円ぐらい。しかもおいしい。