<MIT強磁場実験施設 Francis Bitter Magnet Laboratory の Cell 8にて。(1994年撮影)>
写真中央に最高19T(19万ガウス)の定常磁場を発生できるビター型電磁石、右側はそのコントローラー。磁石には液体ヘリウム・デュワー、さらに光ファ イバー内臓のHe3クライオスタットがセットされている。この装置で温度0.5 K、磁場19 Tの下で光ルミネッセンスやラマン散乱の測定が可能。これらの装置は同研究所の D. Heiman博士らによって発展されてきたものである。
1998年度ノーベル物理学賞が、分数量子ホール効果の発見(Stormer, Tsui)とその理論的解明(Laughlin)に対して授与された。受賞対象になったStormerとTsuiの最初の実験は、1981年の夏この Cell 8において行われた。