発展《補充プリントの解答と解説》を載せます。補充問題の本文はテキストです。
《要約》は模範解答冊子参照
6 『木霊草霊--5』「生きている木と死んでいく木」
補充問題 解答
補問一 ア
補問二 Ⅰ 木が切り倒されたときの叫び(13字)
Ⅱ やりきれなく感じている(11字)
補問三 上に伸びた枝が下に垂れて木みずからを包みこみ、見る者をもすっぽりと包みこむような力のある木だから。(49字)
補充問題解説
補問一
1行目の初めで「木が死んだ」とあることに注目。続く「死んだと言うべきか……迷っていた」とあることから、筆者は、木の存在がなくなった事実を「死んだ」「殺された」「伐り倒された」のどの表現を使うか迷っていたことがわかるだろう。その筆者が、「殺された」や「切り倒された」という木の立場からの表現ではなく、「木が死んだ」という木の外側の視点からの表現を使っていることから、筆者が木の伐採という「事件」を客観化して捉えられていると想像できる。
ア 慣れ親しんだ大木を失ったことをどう受け止めるか迷っていた気持ちに一応の決着がつき、出来事を客観的に捉えられるようになったから。
「気持ちに一応の決着」「出来事を客観的に捉えられるようになった」というポイントが押さえられているので正解。
イ 慣れ親しんだ大木があまりに突然なくなってしまったことに現実感を持てずにいたが、×やっと事実として受け止めようとする覚悟ができたから。
木が伐り倒されていると知った瞬間は「リアルさがなかった」(12行目)とあるが、「事実として受け止めよう」と「覚悟」を決めたことは読み取れないので×。
ウ 慣れ親しんだ大木をみすみす切り倒させてしまった自分への無力感から脱し、×むやみに木を伐採する風潮に反対する意志を貫く決意が固まったから。
筆者が「むやみに木を伐採する風潮に反対する意志を貫」こうとしていることは読み取れないので×。
エ 慣れ親しんだ大木がなくなった瞬間は寂しさでいっぱいだったが、×道すじに残るアカシアの木の花などによってその寂しさが癒やされたから。
アカシアについては8段落に書かれているが、その「木の花など」によって筆者の「寂しさが癒やされた」という内容は読み取れないので×。
補問二
筆者は、足下に散り落ちている葉を見て、「切り倒される瞬間に葉が散ったのだ。……あたりいちめんに葉が降りしきったのだ」と、切り倒されたときに大木から葉が振り落ちる様子を想像している。そしてさらに、「倒された木が揺さぶられ、引きずられて、解体されていく」と、木が切り倒されるときの様子を細かく具体的に思い浮かべている。「解体」という語句や受け身の表現から、生命を持った木の視点で、〝身〟を〝伐られる〟(=生命を絶たれる)ことを想像しているとわかる。ここから、筆者が「散らばった葉」から、生命を絶たれるときの木の最期の叫びのようなものを感じていると類推できるだろう。そして、32行目「しばらく哀しくてその道を通れずにいた」とあることから、筆者が、単に〝木は切られたときに暴れたのだろうなあ〟と思ったのではなく、木に対して哀れみや痛ましさを感じていることが読み取れる。
空欄のⅠは「伐られるときの木の叫び(悲鳴・もがき・あがき・涙)」という内容、Ⅱは「やりきれなく感じている」「痛ましさ(憐れみ)を感じている」などの心情を表す内容が書かれていれば正解。
補問三
大スギがどのような木であるかは、18段落の最後の2行「根っこのところから……すっぽりと包みこむ」に書かれているので、この部分をまとめればよいわけだ。指定語に「枝」があるので、大スギの枝の伸び方も含めてまとめることを要求されていることを見抜きたい。解答には、「見ているわたしたち(見る者)のこともすっぽりと包みこむ」という内容は必ず入れること。
解説板書など
キーワード
空虚 物のなかみ、または物事の内容をなす価値、あるいは心のより所が、何もないこと。からっぽ。「―な生活」
7『メダカの群』
語句、解説板書など
問題の語彙
問一
あ・てる【当てる/充てる/宛てる】1 あるものを他のものに触れるようにする。直面させる。2 期待やねらいどおりの状態にする。を―・てる」3 他のものに合わせる。うまく振り分ける。
すべる【統べる・総べる】① ひとつにまとめて支配する。統率する。 ② 一つにまとめる。たばねる。 )
かえる【変える? 換える? 返る?】
うける【受・請・承・享る?】
たりる【足?】
問二 ぜ‐ひ【是非】[名](スル)
1 是と非。正しいことと正しくないこと。
2 物事のよしあしを議論して判断すること。
ぜ‐ひ【是非】[副]
1 どんな困難も乗り越えて実行しようとするさま。どうあっても。きっと。
2 心をこめて、強く願うさま。なにとぞ。
問三 へいこう【兵甲】〔「兵」は武器、「甲」はよろいの意〕
① いくさに用いる道具。また、いくさ。② 兵士。兵隊。
問七
【朝令暮改】朝に命令を出して夕方にそれを変えること。法令が出てもすぐあとから改められ、あてにならないこと。
【談論風発】盛んに語って論ずること。
【呉越同舟】仲の悪い者同士や敵味方が、同じ場所や境遇にいること。本来は、仲の悪い者同士であっても同じ災難や利害が一致すると、協力したり助け合ったりするたとえ。
【異口同音】多くの人がみな口をそろえて同じことを言うこと。また、みんなの意見が一致すること。
補充問題 解答
補問一 みんなと一緒だという気持ちが自由な飛躍を妨げかねない点。(28字)
専門志向が強く、当事者たちが望む成果をあげることが難しい点。(30字) (順不同)
補問二 結局は同じ専門の者同士による集まりであり、専門主義を完全に脱しているとは言えない(40字)
補問三 エ
リベラルアーツ
古代ギリシャに起源を持ち、自由7科(文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽)を基本とする「人を自由にする学問」を意味する。日本では「教養」と訳されることが多い。専門教育の準備段階としての一般教養科目と区別するため、最近はリベラルアーツを看板に掲げる大学が増えている。
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教育のキーワード【第一学習社「第一小論ネット」より】
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