自動二輪車の運転免許を取った2週間後、リード90というスクーターに乗って、冒険に出かけた。
教習所の外を走るのはこれが初めて。
学は無いが、夢はいっぱい。愛媛県のガイドという本を片手に
2泊3日で愛媛県の超塩基性岩を求めて。いざ南港のフェリーに乗船だ。
南港のフェリーターミナルより出港。夜に出発して、朝方に新居浜港に到着する。
2人しかいなかったのでほぼ独占だった。非常に寝やすかった。
到着した。待ちきれなくなって即座に出発。 午前7時頃より活動開始
到着して早々にエクロジャイトや結晶片岩が護岸に埋め込まれているのを見て驚く。これ剥がすわけにはいかないけど...。
当時は角閃石+柘榴石もエクロジャイトだと勘違いしていた。
写真には見えづらいが、フル装備の冬用プロテクターバイクウェアを着込んでいる。綿の内張りまで着込んでいるのでとても暑い。外せることを知らなかった。
川沿いに良い感じに採取できる場所が無いか下っていくと一瞬で海へ
大阪の沖積平野と違って一瞬で平野が終わることを肌で実感する。
この後、具定展望台を経由して金砂湖へと向かう。採取した岩石は順次郵便局から発送していく。
中央構造線の断層の連なりを見て感動する。
地学の愛媛のガイドに載っている、白髪トンネル先の紅簾石英片岩の大露頭を見に行くと崩落で通行止めになっていた。
古い書籍はあまりあてにならないことを知らなかったので驚く。
教科書通りでないことのほうが多いのだ。
銅山川を臨みながら休憩する。この後河原で採取を行う。
結晶片岩を主に採取する。
富郷ダムで現在地の確認を行う。 具定展望台より東側にユースホステルを予約しているので山中の西進はここまでとする。
誰も泊まっていなかったので大変快適に利用出来た。おかみさんも大変親切に対応してもらった。夜に晩御飯を食べながらいろいろな別子銅山があった頃の思い出話などを聞き、感慨にふけった。