2019年10月6日 蕎原で行われる地学野外実習の下見に同行する。 私、O先生、W先生、M先生
数十年継続してきたイベントだが、毎年きちんと下見をしているということだった。この日はOB教員にも参加してもらいきちんと露頭を確認していった。
露頭にてうまく岩石を観察する手法として、風化した表面を見るのではなく必ずかち割った新鮮な内部を観察するように指導を受ける。また、転石をハンマーでうまく割るためのコツとして、面に対してハンマーを垂直に振り下ろす事や、周囲の安全管理などについて教わる。
足場など、今年も観察可能な状態か確認する。
岩石の観察のためには岩石を割って中身を観察することが肝要というのは先述した通りだが、地元の方に迷惑をかけるのは決して行ってはいけない行為なので、路肩の地層や転石は決して割ってはいけないという事を確認する。
露頭までの状態如何によっては持参する資料によって説明を行う。
砂質な地層の走行と傾斜・断層が観察できる露頭を観察する。長年の風化によって少しわかりにくくなっている。
礫岩層の右手側に泉南流紋岩があり、おそらく不整合面も観察される筈だが崖錐に覆われてわからなくなっている。
現在の野外実習では訪れなくなってしまった場所も案内していただく。砂礫互層が連続する稜線について、和泉山脈の元々の成り立ちと砂と礫で1セットのタービダイトによる海底土石流により一枚ずつ形成されたとの説明。