2024年10月9日(水)、経済学部国際経済学科一年生向けの中国語の授業にて、「中国語を使って働くこと」という講演を実施しました。
講演してくださったのは台湾系企業に勤務されている山田理絵子氏です(勤務先は10月末にて退職)。山田氏は大学での中国語の勉強、台湾でのインターンシップ、台湾の経済地理に関する卒論執筆等を経て、大学卒業後に中国語を活かしたお仕事に就かれました。経済学部で中国語を真剣に学んだらどんな将来が待っているのかを考えるための一例として、ご経験をお話しいただきました。
以下は、講演を聞いた学生(M.S.さん)の感想です。
10月9日に実施された山田理絵子さんの「中国語を使って働くとは」という講演会に参加しました。この講演会では、どのようなきっかけで中国語の勉強を始め、仕事に生かそうと思ったのか、また、どのように中国語を学習してきたのかについてお話しいただきました。
山田さんが中国語を学ぶきっかけは、私たちと同じように大学の第2外国語として中国語を履修したことだそうです。サークル活動(AIESEC)などを通じて台湾の学生と交流し、大学生のときに約1年間の台湾のホテルへのインターンシップ、さらに4年生の時には初めての海外出張にも行かれました。その後、専門商社社員や大学研究補佐などを経て、台湾企業の日本子会社で勤務されています。
山田さんのお話の中で印象に残ったことは、学生時代に先輩や先生方に声をかけてもらいやすい環境で様々な経験を積むことができたという点です。また、周囲の人々に親切にしてもらいやすい若い時期に多くの経験をすることが大事と話されていたことも印象に残っています。このことを聞き、多くの人との交流がいかに大切かを再認識することができました。若い時に得た経験は将来の選択肢を広げ、新しいことに挑戦するときの自信につながると思います。周囲の人々との関係を大切にし、自分自身で学びの機会を増やしていくことが重要だと感じました。
また、他にもどのような職業で中国語を活用できるのかということも教えていただきました。中国語を使う仕事としては、通訳や講師に加え、ホテル業や現地駐在員、日本の外資系企業など私が考えていたよりも様々な分野で働くことができることに驚きました。このように多様な職業があることを知り、中国語の重要性を改めて実感しました。将来の選択肢を増やせるように、これからの中国語学習に積極的に取り組んでいきたいと思いました。
最後に、私はあまり深く考えずに第2外国語として中国語を選択し、大学で学んでいました。自分が中国語を使う仕事をするということは全く考えておらず、大学卒業後は中国語を使う機会は減っていたと思います。しかし、この講演会に参加し、どのような職業があるのか、どのような場面で中国語を活用できるのかを教えていただき、今までは考えていなかった新しい可能性について考えるきっかけとなり、中国語を学ぶことで得られる人とのつながりや、文化の理解などを大切にしたいと感じました。今回教えていただいたことを無駄にせず、今後の大学生活や社会人生活に生かしていきたいと考えています。