今回、長野大学新棟建設現場では、北野建設株式会社のインターンシップに参加した大学生が、実際の工事現場での体験を通して、多くの学びと発見を得ていきました。その声をお届けします。
インターンに参加した学生さんは、3人兄弟の末っ子。兄二人が建設業に携わっていることから自然とこの業界に興味を持つようになったそうです。また、お母様のご実家が長野県にあることから「長野にゆかりのある企業で学びたい」と考え、北野建設を志望。
「地元に貢献しているというイメージが強く、技術力の高い会社だと思っていました。大きな建物を作ることにもともと興味があったんです」と話してくれました。
新棟建設現場では、なんと朝礼の進行役にも挑戦!
「すごく緊張しました。でも、実際に職人さんと話すと、皆さんが使命感とやりがいを持って仕事に取り組んでいることが伝わってきました」
また、北野建設に入社してまだ2年目の若手社員の方からも、丁寧に指導を受けることができたそうで、「とても優しく教えていただき、感謝しています」と話してくれました。
印象的だったのは、安全管理の重要性。
「施工管理において、いかに現場の安全を確保するかが大切かということを実感しました。学校の授業だけではわからなかったリアルな現場の緊張感と責任の重さを知り、自分の勉強不足も痛感しました」
机上ではなく“現場”でしか学べない、多くの気づきを得たようです。
「大きな鉄骨が建っていくのを目の前で見て、人がこれだけのスケールのものを造っているんだということに、改めてすごさを感じました」
地元の大学で進む大型建設プロジェクトに、自身の手で少しでも関われたことが、自信と誇りにもつながったようです。
「設計か施工かはまだ決めていませんが、大学を卒業したら建設業界で働きたいという気持ちはさらに強くなりました」と話す彼のまなざしは、とても頼もしいものでした。
現場で汗を流しながら学ぶインターン生の姿は、大学の“未来の建物”とともに、地域の“未来の担い手”を育てているように感じられました。
今後も引き続き、地域と企業と大学が協働する中で、このような学びの場を大切にしていきたいと思います。