書き出されたExcelの値は、見た目は数字でも、実際は文字項目のときがあります。
計算や表示に問題が生じたときは、VALUE関数を使用して、数値に変換してください。
例1)仕入先別工事残高一覧表
仕入合計-支払で計算して表示したいとき
標準のExcelテンプレートでの出力結果
①対象のテンプレートを[書式追加・編集]をクリックして開きます
②計算結果を表示したいセルに計算式を記載します(例:セルCK6)
通常だと計算式は「=BG6-BQ6」になりますが、空白=「0」ではなく文字項目扱いのため、
[#VALUE!]と表示され計算できません
正しく計算するために、文字項目に数字項目に置き換える必要があるので
計算式は「=IFERROR(VALUE(BG6),0)-IFERROR(VALUE(BQ6),0)」と記載します
③変更が完了したら、メニューバー_ファイル>「名前を付けて保存」を選択し、新しい名前を付けて保存します
保存後、Excelを閉じます
※テンプレートの保存場所と付けた名前は、必ず控えておいてください
④Excel書出で、③で保存したテンプレートの場所と名前を指定し、[書出実行]をクリックし、出力結果を確認します
⑤出力結果に問題がなければ、作業は完了です
例2)工種別予算実績表
ヘッダー部項目「原価」に「0」を表示したいとき
標準のExcelテンプレートでの出力結果
①対象のテンプレートを[書式追加・編集]をクリックして開きます
②空いているセル(例:BI5)に「**原価」を指定します
このセルに入力した値が表示されないように、文字色を「白」に設定してください
③原価欄(セルBI10)に、文字項目に数字項目に置き換える必要があるので
「=IFERROR(VALUE(BI5),0)」と記載します
④変更が完了したら、メニューバー_ファイル>「名前を付けて保存」を選択し、新しい名前を付けて保存します
保存後、Excelを閉じます
※テンプレートの保存場所と付けた名前は、必ず控えておいてください
⑤Excel書出で、④で保存したテンプレートの場所と名前を指定し、[書出実行]をクリックし、出力結果を確認します
⑥出力結果に問題がなければ、作業は完了です
※「0」以外の出力結果も確認してください