210061:完成振替の設定による対象となる工事・伝票について

完成振替は設定によって、対象となる工事や伝票が異なります

下記を参考に運用に合わせて設定をお願いします

ここでは対象工事・伝票に関わる設定のみ説明しています

詳しくは転記マニュアルをご参照ください

◆前提条件

完成振替はどの設定でも以下の条件を満たした明細のみが対象となります

1.完成振替の対象になる伝票は、通常転記済で完成振替をまだ行っていない伝票のみになります

通常転記済かどうかは、各伝票の転記済のチェックがON/OFFで確認してください

チェックON(☑) =転記済

チェックOFF(☐) =未転記

2.完成振替の対象になる科目は原価科目および売上科目で転記設定>科目の

「通常転記先」「完成振替転記先」の両方が設定されている科目のみになります

◆転記設定>完成振替>完成振替対象伝票

「通常転記済」かつ「完成振替(部分完成含む)」をしていない伝票で

○完成振替以前の伝票 =「最初から完成日までの伝票」を完成振替の対象とします

○すべての伝票 =「全期間の伝票」を完成振替の対象とします


※完成振替実行前に、完成日より後の伝票を通常転記済の場合は、「すべての伝票」を選択してください

「完成振替以前の伝票」を選択して実行すると完成日より後の伝票が完成振替されないままになります

◆転記対象

●進捗区分

完成 =完成工事かつ「□完成振替済」のチェックがOFF(□)の工事が対象

完成振替対象とした工事について工事登録画面で「□完成振替済」の

チェックがON(☑)になります

部分完成 =未成工事が対象。未完成でも部分的に完成振替を行いたい場合に選択

完成振替対象とした工事でも、工事登録画面で「□完成振替済」の

チェックはOFF(☐)のままです

【補足】

部分完成を選択時のみ、伝票日付期間の指定が可能です

入力した場合、指定した期間内の転記済かつ完成振替をしていない伝票が

転記対象となります

部分完成を行う場合は、工事登録の進捗日付の入力が必要です

(この日付が転記伝票の日付になります)

※いずれの場合でも「入庫」「その他」工事は対象外です


●対象科目分類

原価科目 する =原価科目を完成振替の対象とします

     しない =原価科目を完成振替の対象外とします

売上科目 する =売上科目を完成振替の対象とします

     しない 売上科目を完成振替の対象外とします