090020:免税事業者からの仕入で経過措置分を考慮する場合はどのように入力しますか
【回答】
レッツ原価管理Go2では、環境設定で「免税事業者との取引で税控除不可分を本体価格に加算する」の
チェックをON(☑)にすることで本体価格への自動加算が行われます。
(このオプションはVersion 1.12.10以降より対応しています)
◆上乗せ計算について
・免税事業者の取引を入力した際、税控除できない消費税を自動で本体価格に上乗せします。
・免税事業者を伝票で選択した際、税計算は自動で「内税」となります。
◆計算対象伝票
・発注書 ・仕入伝票 ・仕入伝票工事入力形式
※伝票の直接入力のみ対応しております。(テキスト読込、見積書からの複写には対応していません)
◆計算条件
伝票日付 2023年10月1日以降
税計算 内税
事業者種類 課税仕(免)/完課仕(免)/課仕返(免)/立替仕(免)/非売仕(免)/共売仕(免)
軽課仕(免)/軽完仕(免)/軽仕返(免)/軽立仕(免)/軽非売(免)/軽共売(免)
※Version 1.12.10より前のバージョンで登録した2023年10月1日以降の伝票は自動で計算されませんので
必要に応じで、個別に伝票を修正してください
※注意※
・このオプションを使用する場合は、管理集計表>消費税集計>免税事業者取引明細表が不正になります。
・「弥生会計」「MFクラウド会計」に仕訳伝票転記している場合、この入力方法は使えません。
会計ソフト側で控除割合を自動計算するため、不正な金額となります。
参考:210060:弥生会計と連動しているが、免税事業者の仕入をどのように管理すればいい?
◆計算基準
1.税込金額から消費税額を計算します。
2.内税に控除割合をかけて、控除対象の消費税額を計算します。
3.税込金額から控除対象の消費税額を引いた額が、控除不可分を加算した本体価格になります。
例)税込金額 1,234円を入力、控除割合80%、税端数=四捨五入の場合
消費税額 = 1234 × 10 / (100 + 10) ※10 = 税率
= 112.181818…
控除対象の税額 = 112.181818… × 0.8
= 89.745454… → 90 (小数点以下を四捨五入)
控除不可分を加算した本体価格 = 1234 - 90
= 1144