丸山

(幌加川5の沢噴泉塔経由往復)

○1991年1月12日~13日

○L高野 一戸 館山 永野(男3名女1名)

L吉岡 西内章 大沼(13日のP)(男3名)

○コースタイム

12日

10:00 車止め

10:50 4の沢出合(Co708m)

15:55 CollOOm(C1)

13日

07:00 C1

07:20 噴泉塔

09:30 丸山頂上(P1692m)

10:00 〃 発

11:35~12:00 C1

15:15 車止め

12日 私は初めての本格的冬山を体験することになった。

これまで入会して何回か冬山には行ったが、今回のようにスキーを使って山の奥深くということはなかった。

仲間に迷惑をかけないで帰ってこれるだろうかと、いろいろ不安になったり未知への憧れも手伝って寝つけなかった。

やっぱりアルコール飲めばよかった。

7時に総合体育館を出発。林道に車を置き、いよいよ出発。

12㎏の装備を何とか背負って40分ほど歩く。そのうちに道が違うのではということになった。

夏に私が来た時はバスで入ったので、この道ではバスは通れないということになり、また来た道を戻った。

林道の二股で間違ったらしい。

正規のルートに車を置いて出発したのは10時だった。

11時前に4の沢出合(噴泉塔の看板あり)。それからは長々とした林道を登って5の沢に下りた。

5の沢は雪も少なく、スキーで沢を歩くことはできなかった。

渡渉を繰り返し、噴泉塔近くまで来たらしく沢水も濁ってきた。

テント場に着いたのは16時近く。夕食はスキ煮ととり飯だ。

私は持参したお酒300ccを飲んだけど、やっぱり朝まで熟睡というわけにはいかなかった。

でも上ホロと違ってテント内は暖かく、特々大のホッカロンは不要だった。

13日 5時起床。

タベの残りのスキ煮、とり飯、うどんを入れてごつた煮を食べた。

いよいよ噴泉塔経由で丸山山頂を目指す。

20分ほどで噴泉塔に着いた。夏に見るより美しく、高野さん、館山さんは写真やビデオを撮っていた。

最初に取り付いた尾根を乗り越すのにずいぶん時間がかかった。

後から別のルートの方が楽ということだった。

09時30分頂上着。

名前の通りの山頂だ。この山は周囲の山並みを見るのに適した山だった。

二ぺもウペペも遠くの山々も皆素敵だ。

私は毎度の事ですが「嬉しい、嬉しい」と笑って喜びました。

10時下山。

私は高野さんに助けられながら何とかテン場に着いた。

帰路はアクシデントがあって本当は書きたくないのだけど、何かの教訓になればと思うので…。

何回かの渡渉の中で、小さな滝の横を抜ける所があり、そこで私が滝の下流に落ちてしまったのだ。

そこはスキーを脱がなければならない所だった。自分のスキーを投げ上げる時、1本が谷側に落ちてしまった。

私は上に登って谷側に落ちたスキーを取ろうとした瞬間、リュックに振られて仰向けになって落ちた。

体の力が抜けてしまった。雪と一緒に落ち、体が止まったので「落ちた一」と叫んだら、高野さんが目を丸くして現れた。

私は途中の氷にひっかかって止まっていたようだ。水にも濡れずどこもぶつけないで無事だった。

そんなこんなで車止めに着いたのは15時過ぎだった。

他の人はずい分待ったようだ。スキー技術の向上は絶対必要だ。今度行くときはもう少し上手くなるぞ。

(茶房多種No.153記録・永野)